スラクストン(2005-)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
THRUXTON(2005-)
1950~60年代の手法を踏襲して
カフェレーサーならではの味わいを追求
『ボンネビル』をベースに開発された『スラクストン』は、1950~60年代のイギリスで大流行したカフェレーサーの手法を踏襲して生まれたモデル。ルックスはスパルタンに思えるが、この車両は所有する喜びと日常域の楽しさを重視して開発されている。
往年のカフェレーサーがそうだったように、スラクストンはセパレートハンドル/バックステップ/シングルシートを標準装備(シートはカバーを外すとダブルになる。ハンドルは2008年からバータイプに変更された)。ハイリフトカムや大径ピストン、メガホンマフラーなどを投入してエンジンチューンが行われているあたりも往年の手法を思わせるが、フレームのヘッドパイプ角の変更や(28度から27度)前輪の小径化(19インチから18インチ。同時にリムの素材をスチールからアルミに変更)などを行い、開発ベースになったボンネビルとは一線を画するスポーティな乗り味が演出されている点は、メーカーならではの仕事と言えるだろう。
なお1960年代のトライアンフは、『スラクストン500』というプロダクションレースで何度も優勝を飾っており、1964年には『T120ボンネビル』の細部を競技用として改めた市販レーサーのスラクストンを限定販売している。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 120万7,500円
- エンジン型式
- 空冷並列2気筒 DOHC 8バルブ
- 総排気量
- 865cc
- ボア×ストローク
- 90×68mm
- 最高出力
- 70ps/7,250rpm
- 最大トルク
- 7.3kg-m/5,750rpm
- 燃料供給
- キャブレター
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 5速
- オイル容量
- 4.5リットル
- 燃料タンク容量
- 16リットル
- サイズ
- 全長2,150×全幅695×全高1,095mm
- ホイールベース
- 1,510mm
- シート高
- 790mm
- 車両重量
- 205kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 100/90-18
- リアタイヤサイズ
- 130/80R17
- フロントブレーキ
- 油圧式シングルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
レーシングイエロー(2005)
カスピアンブルー(2005)
ジェットブラック(2005)
トルネードレッド(2007)
ジェットブラック/ゴールドストライプ(2008) 燃料供給=フューエルインジェクション
アルミニウムシルバー/レッドストライプ(2008) 燃料供給=フューエルインジェクション
トルネードレッド/ホワイトストライプ(2008) 燃料供給=フューエルインジェクション
ブルックランドグリーン(2014) 135万円(消費税8%込み ※2014年4月時点)
ファントムブラック(2014) 135万円(消費税8%込み ※2014年4月時点)
スラクストンエース ピュアホワイト/ジェットブラック(2014) 142万5,600円(消費税8%込み ※2014年12月時点)
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