ボンネビル(2009-)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
BONNEVILLE(2009-)
フレンドリーなキャラクターを身につけた
新世代のスタンダードボンネビル
1950~60年代に栄華を極めた伝統の空冷並列2気筒シリーズを再現するモデルとして、2001年から発売が始まった『ボンネビル』は、昨今ではトライアンフの躍進を語るうえで欠かせない存在として知られている。ただし、このモデルの変遷は少々難解である。と言うのも、ボンネビルと言えば、当初は標準仕様も上位機種のT100も、前後ホイールは昔ながらのスポークで、サイズはフロント19インチ、リア17インチだったのだが、2009年以降は前後17インチのキャストホイールを履くモデルがスタンダードのボンネビルとなっているのだ(既存のボンネビルはT100として販売を継続)。
トライアンフが前後17インチのボンネビルを市場に投入した理由は、ユーザー層を拡大するためである。事実、フロントホイールの小径化を図ると同時に前後の車高を下げ、ハンドル形状を見直したうえで、シートの肉厚を薄く設定した新世代のボンネビルは、このモデルを敬遠していた小柄なライダーからも、熱烈な支持を獲得。装備の簡略化によって価格が引下げられたのも、このモデルならではの魅力で、以後のボンネビルはトライアンフのエントリーモデルとして、世間で認知されるようになっていった。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 104万7,900円
- エンジン型式
- 空冷並列2気筒 DOHC 8バルブ
- 総排気量
- 865cc
- ボア×ストローク
- 90×68mm
- 最高出力
- 68ps/7,500rpm
- 最大トルク
- 69Nm/5,800rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 5速
- オイル容量
- 4.5リットル
- 燃料タンク容量
- 16リットル
- サイズ
- 全長2,155×全幅790×全高1,130mm
- ホイールベース
- 1,490mm
- シート高
- 740mm
- 車両重量
- 200kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 100/70-17
- リアタイヤサイズ
- 130/80R17
- フロントブレーキ
- 油圧式シングルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
ブラック
ホワイト
ルナシルバー(2014) 98万8,200円(消費税8%込み)
ファントムブラック(2014) 98万8,200円(消費税8%込み)
サファイアブルー/クリスタルホワイト(2014) 98万8,200円(消費税8%込み)
ボンネビルニューチャーチ クランベリーレッド/ピュアホワイト(2015) 102万600円(消費税8%込み ※2015年3月時点)
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