ロケットⅢクラシック(2006)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
ROCKETⅢ CLASSIC(2006)
伝統的なクルーザーの手法を投入して
スタンダードとは異なるイメージを確立
2004年にデビューした『ロケットⅢ』は、大排気量クルーザーの世界にストリートファイターのコンセプトを盛り込んだと言うべきモデルだった。その姿勢が世界中で高く評価されたのは事実だが、さらなる飛躍を目指すトライアンフは、2006年から伝統的なクルーザーの手法を各部に投入したロケットⅢの派生機種、『ロケットⅢクラシック』の発売を開始する。
このモデルの特徴は、グリップ位置が手前に引かれたプルバックスタイルのハンドルと、バー式からフットボード式に改められたステップ。ただしスラッシュカットからリバースコーンタイプとなった3本出しマフラーや、快適性を重視したピリオンシートも、クラシックのために新規開発されたパーツだ。
余談だが、ロケットⅢが登場してからのオートバイ業界では、クルーザーの大排気量化が顕著になり、各社から2,000ccに迫らんとする機種が続々と発売されている。ただし一般的な量産車で、ロケットⅢを上回る排気量のモデルは、今のところ登場していない。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 232万5,750円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 2,294cc
- ボア×ストローク
- 101.6×94.3mm
- 最高出力
- 142ps/5750rpm
- 最大トルク
- 20.4kg-m/2500rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- シャフトドライブ
- トランスミッション
- 5速
- オイル容量
- 5.9リットル
- 燃料タンク容量
- 25リットル
- サイズ
- 全長2,500×全幅970×全高1,165mm
- ホイールベース
- 1,695mm
- シート高
- 740mm
- 車両重量
- 320kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 150/80V17
- リアタイヤサイズ
- 240/50V16
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
ファントムブラック/トルネードレッド(2006)
ファントムブラック/サンセットレッド(2006)
パシフィックブルー/ニューイングランドホワイト(2006)
チェリーレッド/ニューイングランドホワイト(2008)
パシフィックブルー/アルミニウムシルバー(2008)
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