タイガー1050(2007)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
TIGER1050(2007)
従来型の美点を維持しながら
全面的な刷新でオンロード性能を強化
1993年に初代モデルが登場して以来、世界で唯一の3気筒デュアルパーパスとして着実な熟成を図ってきた『タイガー』は、2007年型でキャラクターを全面刷新。豊富なサスストロークとアップライトなライディングポジションを維持したまま、オンロード性能を重視したモデルへと進化を遂げている。
このモデルの最大の特徴は、シリーズ初採用となる前後17インチホイール(フロント3.50×17、リア5.50×17)。もちろんタイヤはオンロード用ラジアルで、φ45mm倒立フォークやフロントのラジアルマウント式キャリパー、素材をスチールからアルミに変更すると同時に構造を一新したフレームからも、タイガーの設計思想の転換がうかがえる。
エンジンはスピードトリプルやスプリントSTなどと同系列の1,050ccユニットだが、ギア比の見直しやメカノイズの低減など、細部の熟成を実施。最高出力が105psから115ps、最大トルクが922Nmから100Nmに向上すると同時に、車体の大幅な軽量化が図られた(215kgから198kg)タイガーは、955ccだった先代とは異なる魅力を持つモデルとして、幅広い層からの注目を集めることとなった。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
- 価格(消費税込み)
- 133万3,500円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 1,050cc
- ボア×ストローク
- 79×71.4mm
- 最高出力
- 115ps/9,400rpm
- 最大トルク
- 100Nm/6,250rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 6速
- オイル容量
- 3.2リットル
- 燃料タンク容量
- 21リットル
- サイズ
- 全長2,110×全幅840×全高1,320mm
- ホイールベース
- 1,515mm
- シート高
- 835mm
- 車両重量
- 198kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 120/70ZR17
- リアタイヤサイズ
- 180/55ZR17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
カスピアンブルー(2007)
フュージョンホワイト(2007)
ジェットブラック(2007)
スコーチドイエロー(2007)
フュージョンホワイト(2008)
ジェットブラック(2008)
ブレイジングオレンジ(2008)
ファントムブラック(2010)
クリスタルホワイト(2011)
ファントムブラック(2011)
タイガー1050SE マットブラック&マットグラファイト(2011)
タイガー1050SE インテンスオレンジ(2011)
ブラック(2012)
タイガー1050SE グラファイト(2012)
タイガー1050SE ホワイト(2012)
タイガー1050SE レッド(2012)
- 【前の記事へ】
ストリートトリプル(2007) - 【次の記事へ】
ロケットⅢツーリング(2008)
関連する記事
-
特集記事&最新情報
TOWARD WEST-ALL NEW TIGER1200
-
モデルカタログ
タイガー 900 GT / GTプロ (2020-)