デイトナ675(2009)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
DAYTONA675(2009)
レース参戦で培ったノウハウをフィードバック
スーパースポーツとしての資質を高める
2006年に鮮烈なデビューを飾った『デイトナ675』は、2009年になるとレース参戦で培ったノウハウをフィードバックした大幅刷新を敢行。アルミフレームやスイングアームといった基本骨格は従来型を踏襲するものの、3気筒エンジンはシリンダーヘッドの設計を全面刷新したうえで、ピストンやコンロッドの軽量化を行い、さらにはバルブスプリングやカムチェンテンショナー、吸気ファンネル、ミッション、シフトフォークの構造を見直すなど、多岐に渡る改良が施されている。
足まわりで目に付くのは、モノブロックタイプのキャリパーが採用されたフロントブレーキだが、耐熱性を高めたディスクや軽量化が行われたたリアホイール+スプロケットも新作で、従来型からフルアジャスタブル式だった前後ショックユニットには、新たに縮み側のダンパーに高速と低速の2系統に分けて制御できる機構が導入されている。
2011年にはこのモデルをベースに開発されたR仕様も登場。オーリンズ製前後ショックやブレンボ製フロントマスター&キャリパーを採用するRは、標準仕様+26万3,000円となる152万3,000円で販売された。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 126万円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 675cc
- ボア×ストローク
- 74×52.3mm
- 最高出力
- 128ps/12,600rpm
- 最大トルク
- 73Nmm/11,750rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 6速
- 燃料タンク容量
- 17.4リットル
- サイズ
- 全長2,010×全幅700×全高1,120mm
- ホイールベース
- 1,395mm
- シート高
- 825mm
- 車両重量
- 162kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 120/70ZR17
- リアタイヤサイズ
- 180/55ZR17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
ブラック(2009)
レッド(2009)
カスピアンブルー(2010)
ファントムブラック(2010)
トルネードレッド(2010)
カスピアンブルー/ゴールド(2011)
ファントムブラック/ゴールド(2011)
ディアブロレッド(2011)
デイトナ675R クリスタルホワイト(2011)
デイトナ675SE サルファーイエロー(2012) 131万5020円(消費税込み)
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