デイトナ675(2006)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
DAYTONA675(2006)
独創的なシャシーと3気筒エンジンで
ミドルスーパースポーツの新境地に挑む
2006年から発売が始まった『デイトナ675』は、トライアンフが初めて手がけた3気筒ミドルスーパースポーツだ。位置づけとしては4気筒エンジンを搭載していた『デイトナ600』『デイトナ650』の後継に当たるものの、SS600レースへの参戦を視野に入れながら、他社のライバル勢とは方向性が異なる個性的な乗り味が与えられた新世代のデイトナは、発売と同時に世界中で高評価を獲得することとなった。
新規設計された3気筒エンジンの最高出力は、日本製600ccスーパースポーツと同等の125ps。とはいえ、低回転域で感じる濃厚なトルクと高回転域で堪能できるシャープな吹け上がりは、トリプルユニットならではの個性だ。気化器はケーヒン製φ44mmインジェクションで、センターアップタイプのマフラーは3気筒らしさを印象づけるべく、エンド部に3つの排気口が設けられていた。
一方のアルミフレームは、角断面の左右レールにモナカ構造材やコの字断面材を組み合わせた独創的な構成で、足まわりには最新スーパースポーツの流儀に従ったパーツを導入。メーターパネルの基本構成は他のトライアンフ製3気筒モデルと共通だが、サーキットユースを考慮したデイトナ675では、ラップタイマーや各周回での平均/最高速度を表示する機能が新たに追加されている。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 112万3,500円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 675cc
- ボア×ストローク
- 74×52.3mm
- 最高出力
- 125ps/12,500rpm
- 最大トルク
- 7.3kg-m/11,750rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 6速
- 燃料タンク容量
- 3.4リットル
- サイズ
- 全長2,010×全幅710×全高1,109mm
- ホイールベース
- 1,392mm
- シート高
- 825mm
- 車両重量
- 169kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 120/70ZR17
- リアタイヤサイズ
- 180/55ZR17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
トルネードレッド(2006)
グラファイト(2006)
ネオンブルー(2008)
トルネードレッド(2008)
ジェットブラック(2008)
デイトナ675スペシャルエディション(2008)
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