VIRGIN TRIUMPH | トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活! トピックス

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

量産市販モデル、世界最大排気量を誇ったロケット3が復活
より大きく、パワフルに進化した

ロケットⅢが生産終了となって久しいが、今年の初めにトライアンフはロケットTFC(トライアンフ・ファクトリー・カスタム)を発表。750台の限定ではあったが、そのマシンはどうやら従来型をベースとしたものではないように見え、新型リリースの期待を抱かせていた。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

そしてやはりというべきか……
7月8日。イギリス・ヒンクレーのトライアンフ本社においてベールが剥がされ詳細があきらかになった新型ロケットは(報道規制がかかっているため、公開は7月31日以降とされた)名称もロケットⅢからロケット3へ変更

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

量産市販モデルとして世界最大排気量だった2,294ccのエンジンは新開発され、排気量も2,458㏄と世界1の座はキープ。同時にパワー&トルク(こちらも世界最大)も強化されただけでなく、エンジン単体だけでも18キロもの軽量化を果たしている。

もちろん、車体回りも刷新。フレームは新設計のアルミフレームとなり、なんと車体全体では40キロものシェイプアップ。よりスタイリッシュかつマッスル系のイメージとなった。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

跨ってみれば、大柄な車体からイメージするよりもスリムで、重心が低い恩恵もあって必要以上の重さは感じさせない。ロケット3に用意されるモデルは、ロケット3Rとロケット3GTの2モデルで、Rは上半身をやや屈みこむようなライディングポジションで、ドラッグマシン的イメージである。対するGTはハンドルグリップ位置は手前となっているものの、ステップは前方に位置されており、よりクルーザー的ゆったりとしたライディングポジションが与えられている。しかし、どちらも基本的車体やエンジンは共通となっており、パワフルな動力性能とともにスポーツ性も満遍なく楽しめるマシンとなっていると想像される。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

なお、発表会では同時に複数のニューモデルがお披露目されたのであったが、こちらもすべて報道規制がかかっているため、現時点では公表できないのが残念。しかし、魅力的なマシンが勢ぞろいしていることだけは確かである。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

TFCロケットの発表会同様、ロケット3の発表会はイギリス・ヒンクレーにある本社にて行なわれた。 トライアンフ社のブランドマネジングのトップ、MILES PERKINS氏によるロケット3の歴史と、復活の過程が語られた。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

ロケット3から引き継がれた丸目の2眼ヘッドライトであるが、新型はLED製。デイタイムランニングライトがデザイン性を強調するが、残念ながら日本では法規により未採用。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

2,458ccとなった縦置きトリプルエンジンは167PS@6000rpmを発揮。最大トルクは221Nm@4,000と、最大排気量だけでなく、最大トルクでも量産市販車ナンバー1を達成する。また、6速となるミッションも大パワーに配慮され、新設計されている。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

金属パイプに高い水圧を加えて膨張させることで成形するハイドロフォーム技術により制作されたステンレス製エギゾースト。左右に分かれる3本出しサイレンサーからのサウンドも素晴らしく調教されている。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

18ℓの容量を誇る燃料タンクはトライアンフらしい美しいデザイン。ブラシ仕上げとされたステンレススチール製のタンクストラップ、アルミ製となるモンツァタイプの燃料キャップを備える。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

マスの最適化を施した新設計のアルミ製フレームを採用。両持ちだったスイングアームはアルミニウム製の片持ち仕様に。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

7.5インチ幅の20本スポークアルミ製キャストホイールには240㎜の極太タイヤをフィット。専用に開発されたエイボン製コブラクロームタイヤは、高いグリップ性能とともに耐久性を確保。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

スリップ&アシスト油圧式クラッチの採用により、クラッチの操作力を軽減。また、急ブレーキ時のホイールロック等を防ぐスリップ機能も備える。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

ハンドルはドラッグバータイプとなるRに対し、GTはグリップ位置が手前となり、より上体が起きたリラックスしたライディングポジションとなる。また、グリップヒーターを標準装備。フロントサスペンションはリバウンドおよびコンプレッションのダンパー調整を備えるShowa製47mm倒立タイプを採用。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

タンデムステップは折り畳み式で未使用時にはカウル内に収納され、スッキリとしたデザイン性を強調する。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

ミッドフットコントロールを装備するRは上下に0mmと-15mmの2ポジションを選択可能。フォワードフットコントロールを装備するGTは前後に-25mm、0mm、+25mmの3ポジション。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

RとGTには専用シートが装備され、シート高はそれぞれ773mmと750mm。また、GTにはブラシ加工されたアルミ製のピリオンバックレストを標準装備。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

リバウンドおよびコンプレッションのダンパー調整に加え、プリロード調整機構を備えたピギーバックリザーバー付きShowa製ショックを採用。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

軽量でコンパクトながら、技術革新の高まったブレンボ製Stylema®モノブロックキャリパーを採用。IMU搭載により、コーナーリングABSも装備。

トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!の画像

最新世代、フルカラーTFTディスプレイを採用。電子制御技術による4種類のライディングモードをはじめ、IMUを搭載することでコーナーリングABSやトラクションコントロール、ヒルホールドコントロール等も標準装備。

バイク買取&乗り換えガイド