トライアンフのロケット3がよりパワフルになって復活!
- 掲載日/2019年08月01日
- 写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 取材・文/鈴木 大五郎
量産市販モデル、世界最大排気量を誇ったロケット3が復活
より大きく、パワフルに進化した
ロケットⅢが生産終了となって久しいが、今年の初めにトライアンフはロケットTFC(トライアンフ・ファクトリー・カスタム)を発表。750台の限定ではあったが、そのマシンはどうやら従来型をベースとしたものではないように見え、新型リリースの期待を抱かせていた。
そしてやはりというべきか……
7月8日。イギリス・ヒンクレーのトライアンフ本社においてベールが剥がされ詳細があきらかになった新型ロケットは(報道規制がかかっているため、公開は7月31日以降とされた)名称もロケットⅢからロケット3へ変更
量産市販モデルとして世界最大排気量だった2,294ccのエンジンは新開発され、排気量も2,458㏄と世界1の座はキープ。同時にパワー&トルク(こちらも世界最大)も強化されただけでなく、エンジン単体だけでも18キロもの軽量化を果たしている。
もちろん、車体回りも刷新。フレームは新設計のアルミフレームとなり、なんと車体全体では40キロものシェイプアップ。よりスタイリッシュかつマッスル系のイメージとなった。
跨ってみれば、大柄な車体からイメージするよりもスリムで、重心が低い恩恵もあって必要以上の重さは感じさせない。ロケット3に用意されるモデルは、ロケット3Rとロケット3GTの2モデルで、Rは上半身をやや屈みこむようなライディングポジションで、ドラッグマシン的イメージである。対するGTはハンドルグリップ位置は手前となっているものの、ステップは前方に位置されており、よりクルーザー的ゆったりとしたライディングポジションが与えられている。しかし、どちらも基本的車体やエンジンは共通となっており、パワフルな動力性能とともにスポーツ性も満遍なく楽しめるマシンとなっていると想像される。
なお、発表会では同時に複数のニューモデルがお披露目されたのであったが、こちらもすべて報道規制がかかっているため、現時点では公表できないのが残念。しかし、魅力的なマシンが勢ぞろいしていることだけは確かである。
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