サーキット走行初心者も大歓迎!第三回「トライアンフ ライディング アカデミー(TRA)」 レポート
- 掲載日/2019年11月11日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 写真・文/成田 恒一
新型ストリートトリプルRSも堪能!
富士SWでライディングテクニックを磨く
2019年11月1日(金)、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町中日向694)にて、サーキットでトライアンフのプレミアムなライディングを体験することができる「第三回 TRIUMPH RIDING ACADEMY(=TRA)」が開催された。今回の講師、ライディングアカデミー東京主宰のバイクジャーナリスト、ケニー佐川氏により、サーキットで走行するために必要な基本的知識からテクニック、さらにステップアップするためのポイントについての講習が行われた。参加資格はトライアンフのロードスターオーナーに限られるものの、他社メーカーのオーナーには有料レンタルでストリートトリプルが用意された。サーキット初心者の方も大歓迎で、今回の参加者は11名。イベント当日は絶好の天気に恵まれ、ショートコースと本コースを使用した講習は非常に内容の濃いものとなった。
朝8時からはじまった受付のあと、まずは座学からスタート。サーキット走行基本から、コースの説明、注意点などについての説明が行われた。その後、パドックでライディングポジションについての講習が行われ、コーナリングの基本として「加速」「準備」「ブレーキング」「シフトダウン」「ステップイン」という5段階アプローチについての実践行い、サーキット初心者と経験者にチームを分けてショートコースでの慣熟走行が行われた。それから講師の先導付きで本コースを使っての20分の体験走行を2セット行い午前は終了。ランチのあとはショートコースに戻り20分の走行を3セット行うという充実したメニューであった。
今回のTRAは新型ストリートトリプルRSのメディア試乗会との同時開催となっていたので、その締めくくりとしてショートコースで15分の新型ストリートトリプルRSの試乗を行い、その進化に参加者は驚きを隠せない様子であった。
コントロールタワー内での冒頭の座学では左から講師のケニー佐川氏、前田講師、日比講師の紹介が行われた。
コース走行の最初の5週は講師による先導付きで、コーナー、ブレーキング、タイヤグリップの感覚をつかみ、そのあとは講師が後ろから参加者のチェックを行う旨が説明された。
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンのシニア マーケティング マネージャー、齊藤氏も挨拶を行い、TRAについての説明が行われた。
ショートコースのコース説明では、左回りのコースや傾斜がきついストレートでのブレーキングなどについて解説された。
座学のあとはパドックでの講習だ。コーナリングの基本であるハングオフフォームの頭や腰の位置、ヒジの使い方、目線などについて、前田講師を手本に講習された。
参加者のハングオフフォームをチェックするケニー佐川氏。実際に一人一人のフォームを確認し、細かなアドバイスが行われた。
ケニー佐川氏によるハングオフフォームの見本。グリップの握り方やレバー操作の基本、つま先の位置など、ここで基本フォームを体で覚えるのだ。
コーナリングの基本として「加速」「準備」「ブレーキング」「シフトダウン」「ステップイン」という5段階アプローチについての講習。コーナーが近づいてきても慌てないことが大切。
参加者全員で5段階アプローチのイメージトレーニング。みなさん、真剣そのもの。
イメージトレーニングのあとは、パドックを使っての5段階アプローチの実践。講師の見本走行に続いて全員でチャレンジ!
ここでも一人一人に声をかけて、5段階アプローチのスムースな動きについて講習を行うケニー佐川氏。
ショートコースで5段階アプローチの実践を行う。講師の先導付きで、慣熟走行。ここでは追い抜き厳禁!
みなさん、まだ緊張している様子。まずはリラックスすることも大切。
続いて20分X2本の本コース走行体験。まずはパドックで注意事項などについてのミーティング。
さあ、いよいよ富士スピードウェイの本コースにコースイン!
メインストレートでのケニー佐川氏の走り。さすがフォームが決まってます!
参加者のみなさんもスロットル全開でメインストレートを走行。
20分X2本の本コース走行体験をみなさん満足された様子。
本コース走行体験のあとはお楽しみのランチタイム。ビーフ&チキンのパワーランチで力をつけて午後の講習に臨みましょう!
講師の方々を囲んでのランチタイム中は、質問タイムでもある。どうすれば上手く、速く走れるのか? 疑問は尽きない様子。
午後の講習はショートコースを使っての20分間の走行からスタート。さぁ午後も頑張りましょう!
みなさん、ショートコースにも慣れてきた様子で、少しずつペースアップ。最初の5周は講師の先導付きで、そのあとは講師が参加者の後ろに付きそれぞれの走行をチェック。
コース走行のあとはパドックで講師によるコーチングが行われた。
走行ラインについての注意点が、ホワイトボードを使ってケニー佐川氏により説明された。ブレーキングポイント、クリッピングポイントなどについての講習である。
「加速」「準備」「ブレーキング」「シフトダウン」「ステップイン」という5段階アプローチを常に意識し、ショートコースを攻略すべくライディングに集中!
講師が後ろについて参加者のフォームやクセをチェック。
ブレーキングポイントやクリッピングポイントを意識し、コーナーを駆け抜けて行く。
20分X3本のショートコース走行後、TRAの締めくくりとして新型ストリートトリプルRSの試乗枠が設けられた。
みなさん、新型ストリートトリプルRSの進化に驚き、その走りを満喫されたよう。
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンの齊藤氏も新型ストリートトリプルRSでショートコースを走行。
最後はパドックで終了ミーティング。TRAでのサーキット走行経験は街中の安全走行でも活かせるはず。次回の開催をお楽しみに!
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