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2016年型(水冷)ボンネビルシリーズ 日本導入モデルの詳細

水冷ボンネビルシリーズの画像
より美しく、よりパワフルに、より機能的に。2016年、伝統のスタイルはそのままにトライアンフのクラシックレンジが生まれ変わります。その中でも中心となるのがこの『ボンネビルT120』です。

伝統的なスタイルを残しつつ
ユーザーフレンドリーにアップデート

2015年10月28日、トライアンフのクラシックレンジが水冷エンジンを搭載するなどの大幅なアップデートを受けることが世界的に発表されました。このモデルチェンジを機に、英国製モーターサイクルの象徴ともいえる伝統の“ボンネビル”のブランド名称の下に『ストリートツイン』『ボンネビルT120/ボンネビルT120ブラック』『スラクストン/スラクストンR』の5モデルがラインナップすることとなります。トライアンフの本流であるクラシックレンジの発表会は、世界中からトライアンフディーラーとメディア、ゲストを集めて大規模に行われました。

それを前に、プレスプレビューとしてモデル&技術説明会に出席してきましたので、日本導入が予定されているストリートツイン、ボンネビルT120、スラクストンRの3車種についてご紹介しましょう。ただし、スペックや発売日などの詳細は未定で、日本仕様は一部変更になる場合があります。

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011959年型のボンネビルT120から続くスタイルに現代のパワー(環境性能も)&ハンドリング、信頼性と安全性のための電子制御技術が融合されています。シンダーレッド、ジェットブラック、クランベリーホワイト/アルミニウムシルバー、ジェットブラック/ピュアホワイトの4色をラインナップ。
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02排気量1,200ccの水冷エンジンは、3,500回転で110Nmのトルクを発生(ピーク値は、これまでのボンネビルT100に比べ51%向上しているとのこと)。ピーシューターマフラーも迫力のサウンドを奏でます。
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03投入された電子制御技術は、ライドバイワイヤ、ライダーモード(ロード&レイン)、トラクションコントロール、ABS、多機能メーターパネルに加え、ヒートグリップと、一気に現代化を果たしています。
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04以前にも増して豊富なカスタムアクセサリーが用意されます。特に、個々のパーツをパッケージにした『インスピレーションキット』には大注目。ボンネビルT120にはリブ付き刺しゅう仕上げシート、Vance&Hines製ピーシュータースリップオンサイレンサーなどの『プレステージ』キットを設定。
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05エントリーモデルに位置づけられるのがこの『ストリートツイン』。排気量900ccの水冷エンジンと新しいシャシー&サスペンション、人間工学に基づいたライディングポジションによる軽快な走りが魅力です。
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06車体色は、燃料タンクとホイールにワンポイントをあしらったアルミニウムシルバーとクランベリーレッド、単色でまとめられたジェットブラックとマットジェットブラックの4色が設定されます。
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073,250回転で80Nmのトルクを発生させるエンジンは、以前の空冷エンジンに比べてピーク値で21%のトルクアップを果たしています。燃費も36%向上しているとのこと。
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08もちろんこのストリートツインにもモダンな機能が盛り込まれています。ライダーモードは採用されていないものの、ライドバイワイヤ、トラクションコントロール、ABS、多機能メーターなど、充実した装備です。
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09ストリートツインには、ブラックのリブ付きベンチシートなどをセットにした『ブラットトラッカー』、ショートタイプのフライスクリーンなどをセットにした『アーバン』という2つのインスピレーションキットを用意。アクセサリーには写真のアップマフラーもラインナップしますが、公道使用NGとなるため、日本導入は未定。
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10仕向け地によってはスタンダードのスラクストンもラインナップされますが、日本導入は“カフェレーサー”のスタイルをもっとも色濃く残す上位モデルの『スラクストンR』。
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11シルバーアイスとディアブロレッドの2色をラインナップ。スイングアームやホイールリムにはアルミを採用し、シングルシートカバーを装着するなど、走りを強く意識しています。
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12ライドバイワイヤ、3つのライダーモード(スポーツ、ロード、レイン)、トラクションコントロール、ABS、多機能メーターに加えて、足まわりにはショーワ製のビッグピストン倒立フロントフォークを装着。
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13リアサスペンションもオーリンズ製が奢られます。搭載される水冷エンジンは、ボンネビルT120と同じ排気量1,200ccながらもより高回転型の『スラクストンスペック』と呼ばれるもの。
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14インスピレーションキットは2つ。コックピットフェアリングが特徴的な『トラックレーサー』と、フライスクリーンやラバーニーパッドなどの『カフェレーサー』。どちらもVance&Hines製スリップオンサイレンサーもセットです。別途、2016年にはサーキット専用の『パフォーマンスレースキット』も発売予定。
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15発表会もこの事前説明会も『The Bike Shed』というスペースを貸し切って開催されました。最初に『ボンネビル』の名を冠したT120ボンネビル、その『ボンネビル』の由来でもある当時の速度記録を作ったストリームライナーが展示されるなど、トライアンフの歴史を感じさせるものでした。
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16これまでの空冷エンジンのボンネビルを使ってトライアンフがメーカーメイドのカスタムとして製作した『The Scrambler』と『The Bobber』も会場内に展示されていました。
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17この事前説明会はプレスプレビューという形で、技術解説やモデルごとの特筆事項を中心に解説が行われました。発売日、販売価格などは未定とのことですが、ストリートツインは2016年の年初に100万円前後で、ボンネビルT120は2016年春に150万円前後、スラクストンRも同じく春に180万円前後での日本発売が予想されます。詳細については、2015年11月のEICMA以降の続報を待ちましょう。
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18左からボンネビル・ブランド責任者のマイルズ・パーキンス氏、マーケティング責任者のポール・ストラウド氏、製品戦略の責任者を務めるスティーブ・サージェント氏、トライアンフのチーフエンジニアであるスチュワート・ウッズ氏。この4人をはじめ、多くのスタッフが出席していたことからも、トライアンフの本気がうかがえます。

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