トライアンフのアドベンチャーモデルで遊び尽くせ!「TRIUMPH ADVENTURE EXPERIENCE(トライアンフ アドベンチャー エクスペリエンス)」レポート
- 掲載日/2022年07月20日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 写真・文/成田 恒一
4年ぶりとなるTAXが復活!
トライアンフのアドベンチャーバイク、タイガーシリーズやスクランブラーの優れた走行性能をオフロードで体験できるイベント「トライアンフ アドベンチャー エクスペリエンス(TAX)」が4年ぶりとなる2022年7月17日(日)に、東日本会場として神奈川県厚木市の採石場「人の森株式会社 華厳工場」で開催された。そして7月23日(土)には西日本会場として、三重県いなべ市の「いなべモータースポーツランド」でも開催されることになっている。
参加資格はタイガースポーツ660を除くタイガーシリーズ、スクランブラーシリーズのオーナーでブロックタイヤの装着が推奨されている。また有料レンタル車両として新型タイガー1200ラリープロとタイガー1200ラリーエクスプローラーも用意された。参加条件としてはライディングブーツの着用(ハードブーツ推奨)、各部のプロテクター(胸部プロテクター推奨)、グローブ着用必須となっており、プロテクターは有料でレンタルも用意された。参加料は15,000円(税込)で昼食、記念品、レクリエーション保険料が含まれている。
絶好の天気に恵まれた東日本会場には18名の参加者(内3名はレンタル車両)が集まり、メイン講師にエンデューロプロレーサーの石戸谷 蓮選手、アシスタント講師として他2名の3名体制で講習が行われた。それでは東日本会場の模様を写真を交えて詳しくお伝えしよう。
東日本の会場となったのは、神奈川県厚木市の採石場「人の森株式会社 華厳工場」。まさにオフロードイベントを開催するには打って付けの場所である。
受付開始は朝9時30分からとなり、全国からトライアンフのアドベンチャーモデルが、人の森株式会社 華厳工場に集まった。
こちらはレンタル車両の新型タイガー1200。今回は3名の方がレンタル車両を利用。
受付では参加者用のビブスや記念品としてオリジナルTシャツが配られた。
こちらがプレゼントされたTシャツ。TAXの専用デザインである。
TAX開催の挨拶として、まずはトライアンフモーターサイクルズジャパンの大貫社長が参加者の皆さんに感謝の意を伝えられた。
続いてメイン講師のエンデューロプロレーサー、石戸谷選手が今回の講習について説明。
その後、講習スタート前に参加者のバイクの空気圧をオフロード用に前後1.6kgf/cm2に調整。
いよいよ講習スタート。まずはオフロード走行の基本姿勢の説明から!
ブレーキ&クラッチレバーは指1〜2本で操作、グリップは小指からソフトに握るようにする。上半身は力を抜いてリラックス。足はペダルの上に載せず、車体と平行に置く。着座位置はシートの前方、スタンディング時は腰を起こして重心は前方に置く。
それではメインの講習会場に向けて講師を先頭にスタート!
講習会場へ向かう道もかなりハードで、すでにアドベンチャーモード全開だ。
講習は3チーム、各6人に分かれて行われた。それぞれのチームで講師が基本をレクチャー。
こちらのチームではタイヤのグリップの限界を理解することを目的に、リア、またはフロントブレーキだけでの急制動を体験。ABSアリ、ナシでの挙動も確認。
各講師からひとりひとりに細かなアドバイスが都度行われていた。
各それぞれのチームでスペースを分けて講習が行われた。
TAX当日は猛暑日となり、適宜休憩を挟んで水分補給。
休憩後、再び講習再開。このロケーションはとても日本とは思えないものだ。
参加者の皆さん、徐々にコースにも慣れ、ライディングが安定してきた印象である。
講習会場にはご覧のような大きな水溜りがあり、スタンディングでゆっくりと走行する。
タイヤの半分くらいが水に沈む大きな水溜りである。
水溜りを抜け、林道に進む。皆さん、スタンディングが決まってます!
この景色、これぞアドベンチャー!
午前の部が終了し、参加者の皆さんと講師を交えてランチタイム。お弁当のメニューは2種類用意され、お好きな方を!
こちらは生姜焼&豆腐ハンバーグ弁当。ごちそうさまでした!
講習の参加車両はご覧のようにドロだらけ。これぞ、アドベンチャーモデルの真髄!
なんと親子で今回のTAXに参加したという酒井克明さん(右)と諒太さん(左)。克明さんは浜松から、諒太さんは静岡からの参加だそう。4年前の第1回目のTAXにも参加されたというトライアンフファン!
午後の講習スタート前に、講師陣のデモランが披露された。こちらはメイン講師の石戸谷選手のブレーキターン!
午後の講習はチーム分けをレベル別に変更。初級は加速体験、中級は会場内を回り、その都度テーマを変更していくことに、上級はブレーキターンを学ぶことになった。
上級チームの講師は石戸谷選手。リアブレーキでリアタイヤをロックさせ左足をついてブレーキターンの練習を行う。
最初は皆さんうまくターンできなかったが、練習を重ねるにつれて見る見る上達!
こちらは初級チームの加速体験。路面の砂を巻き上げ急加速!
午後3時にすべてのメニューを終了し、石戸谷選手から今回のTAXの修了証が参加者の皆さんに手渡された。
TAXの締めくくりとして石戸谷選手から今回の総括が語られた。
皆さんの上達が著しかった今回のTAX。講師陣、スタッフを含め、本当にお疲れ様でした!