VIRGIN TRIUMPH | トライアンフ Speed 400(スピード400)/ Scrambler 400 X(スクランブラー400X) プレスカンファレンス・プレミアム試乗会・発表記念パーティー トピックス

トライアンフ Speed 400(スピード400)/ Scrambler 400 X(スクランブラー400X) プレスカンファレンス・プレミアム試乗会・発表記念パーティー

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イケイケゾーンのトライアンフ
スピード400&スクランブラー400X追加でさらに加速か!?

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令和6年1月25日。トライアンフのニューモデル、スピード400とスクランブラー400Xのプレスカンファレンス、試乗会、発表記念パーティーが東京汐留の寺田倉庫にて開催された。

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イベントにはミュージシャンの長塚健斗さん、俳優の佐藤信長さん、モトブロガーRURIKOさんなども応援に駆け付け、新型モデルのアンベールやトークショーなども行われた。

400ccクラスの二輪車界は戦国時代に突入している。そもそも日本のレギュレーションにおいて400ccを境に免許区分が変わることから、国内メーカーでは普通自動二輪免許区分の最高峰として開発にも力を入れてきたのだが、最近では海外ブランド勢が軒並み参入してきている。そのような中、ついにブリティッシュプレミアムブランドの雄、トライアンフからも400ccモデルが、しかもスピード400とスクランブラー400Xの2モデルが一挙に登場した。

トライアンフの400モデル発売を記念したイベント「Triumph Speed 400 / Scrambler 400 X プレスカンファレンス・プレミアム試乗会・発表記念パーティー」が開催されたのでその様子をお伝えするとともに、各車両30分程度の試乗で感じ取れたショートインプレションをお伝えしていこう。

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トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社の代表取締役社長を務める大貫陽介氏によるファーストプレゼンからイベントはスタート。車両価格69万9000円(スピード400)はかなり攻めた設定と言えよう。

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トライアンフ本社のPAUL STROUD氏からも日本でのスピード400&スクランブラー400Xの発売を祝うメッセージが届いた。トライアンフは今後もモトクロッサーやフルカウルスポーツなど期待のモデルが控えている。

トライアンフの販売数は倍増し4100台を突破!
400シリーズで勢いに拍車を掛ける!

今から5、6年前までの話だが、トライアンフの国内販売台数は年間でおおよそ2000台弱であり、その2000台越えを目標に掲げてきた。その壁を乗り越えたのは2020年のことで2389台をマークした。新型コロナウイルス問題などでバイクに対するニーズが高まりつつある中でのことではあったので落ち着きを見せるものと思いきや、その後も販売台数は伸び続けていき、2022年には3397台、昨年2023年度は4108台と、数年前まで目標としていた2000台の2倍以上を販売したことになる。余談だがこの前の日曜日、神奈川の自宅から埼玉の仕事現場まで都内を抜けるルートでクルマを走らせたのだが、その間、見かけるバイクはほぼすべて新旧トライアンフだった。これが事実だ。

そんな昇り龍ゾーンに入っているトライアンフの勢いに拍車を掛ける次の一手として追加されたのがスピード400とスクランブラー400Xだ。ここ最近トライアンフがリリースする車両の完成度はとても高く、今回の2台にも世界中のライダーが注目しているのである。

プレスカンファレンスではゲストに招かれた長塚健斗さんと佐藤信長さんのトークショーが行われ、その中でお二人が試乗された際の感想を聞くことができた。多忙でバイクに触れる機会が無く、2年ぶりに乗ったと言う長塚さんは「クラッチ操作も軽くイージーに走らせることができるので自分のような初心者にもお薦めできる。トルクがあるので乗りやすい」とコメント。普段スーパースポーツモデルに乗りサーキット走行も楽しんでいる佐藤さんからは「車格が大きく、普通免許クラスのモデルであっても見劣りすることがないのは魅力的。アップライトなポジションで街乗りに適しているので普段乗るバイクに欲しい」と言葉を残した。

お二人の話を聞き、早く乗ってみたい気持ちが高ぶってきたところで、いよいよ試乗会がスタートする。

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長塚健斗さんは父親や親せきの影響で自身もバイクに興味を持つようになったそう。ハワイで大型バイクを走らせたことがあるというお話も聞かせてくれた。

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スーパースポーツモデルを所有し、普段から筑波サーキットや袖ケ浦フォレストレースウェイなども走っていると言う佐藤信長さん。トライアンフ400モデルには街乗りバイクとしての魅力を感じたということ。

スポーツ志向のスピード400
ビッグバイク的なスクランブラー400X

おおよそ1時間の枠でスピード400とスクランブラー400Xの両車を乗るタイトスケジュールな試乗会だったので、果たしてそれぞれの感触が分かるものかと思っていたのだが、それぞれのキャラクターは明確に分けられたものだったのでその事をショートインプレションしよう。

まずはスクランブラー400Xからだ。全体的に大柄な印象を受け、835mmに設定されたシートは実は上位モデルであるスクランブラー900よりも45mmも高い。ハンドルは幅が広くセット位置も高いので、ライディングポジションはビッグバイクに乗っているようだと思える。

フレームを良く見てみるとネック部分がスピード400よりも前方に延長されており、さらにフロントが19インチタイヤであることなどから、コーナーリング時の立ちが若干強めである。その分直進安定性は高く、必要十分である物の過剰なパワーではないエンジン特性から、ゆったりとしたクルージングを楽しめるキャラクターとなっている。

スピード400に乗り換えると、これがかなり違う手ごたえなことに驚かされる。スクランブラー400Xほどではないものの、400ccクラスとすれば立派な体躯であるのだが、ハンドル、ステップ、シートの位置関係が良く、快適且つ扱いやすい。エンジンは両車同スペックであるにも関わらず、スロットル操作に対してのピックアップが良くスポーティな走りを楽しむことができる。

4000~6000回転程度が常用域となるが、シングルエンジンでありながらもノイジーなバイブレーションは無くスムーズで気持ちよい吹け上がりを楽しめる。これならばシングルレーサー的に仕立て上げるカスタムベースとしてももってこいである。

フレームの前方にラジエーターファンのためのホール部分が設けられていることや、ステップ位置による入力の違いなど、書きたいポイントは多々あるが、今後じっくりと走らせる機会を作り、インプレションをお伝えしたいと思う。

トライアンフワールドがしっかりと凝縮されていることが分かったスピード400とスクランブラー400X。オーナーになり満足することできるモデルだと分かり、これは今年のビッグヒットモデルとなる予感がした。

なお、令和6年2月16日までの期間中、全国のトライフ正規ディーラーにてスピード400&スクランブラー400Xでデビューフェアが開催されており、来場や試乗をすると記念品がもらえるので気になる方は是非足を運んで欲しい。

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スクランブラー400Xは、上位モデルにあたるスクランブラー900と比べても遜色ない立派な体躯がポイント。ゆったりとした乗り味を持ち、ロングツーリングも良さそうだ。

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フロント19、リア17インチのタイヤセットがもたらすハンドリングは、どちらかと言うとクラシックなもの。キャスター角は23.2度と寝かし気味で、ホイールベースも長いので直進安定性が高い。

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スクランブラー400Xのシートは835mmと結構高めの設定となっている。パッセンジャーシートとセパレートタイプとなっているので、積載能力も高そうだ。

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シングルエンジンでありながらも、トライアンフスクランブラーモデルのアイコンポイントである2本出しサイレンサーの意匠を踏襲。全体的な質感も高く所有欲を満たす。

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スピード400は想像以上にスポーティな仕上がりとなっており、ちょっと走らせただけでもかなり楽しめた。特にストリートシーンでは快活な走りを存分に発揮できるので、毎日乗りたくなる一台となっている。

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スクランブラー400Xと比べれば多少コンパクトなイメージだが、それでも400ccクラスのバイクとしては立派なボディワークだ。全体的なバランスが良く、ビギナーからエキスパートまで満足できる。

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ヘッドライト、フロントフォーク、メーターなどディテールの質感が高いのも大きな魅力となっている。日本の道路事情ではむしろ普通2輪免許クラスのバイクが最適とも言えるので、あえて大型ではなくスピード400にするのも賢い選択だと思う。

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“TRシングルエンジン”と呼ばれる新型エンジン。ショートストロークタイプで軽い吹け上がりながらも、低速トルクもしっかりとあり扱いやすい。最高出力は40馬力と十分なパフォーマンスだ。

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夜にはスピード400&スクランブラー400X発表記念パーティーが開催された。様々な著名人が足を運んだほか、トライアンフディーラーにエスコートされたファンなど多数が列席した。

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