トライアンフ トライデント660 (2021-)
- 掲載日/2020年12月14日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン
文・構成/成田 恒一
TRIUMPH TRIDENT 660(2021)
このモデル どんなモデル?
モデル概要
2020年夏からさまざまなティザー映像が流れていたトライデント660。10月30日に世界初公開されたこの車両はトライアンフ初の3気筒エンジンを採用した1968年式のトライデントT150に由来したもので、長年ラインナップから姿を消していたトライデントが、新型トライデント660として復活を果たしました。その心臓部には660ccの新型トリプルエンジンが搭載されており、最大出力81PS@10,250rpm、最大トルクは64Nm@6,250rpmを発揮し、低回転域から非常に扱いやすいエンジン特性に仕上げられています。
オススメポイント
ミドルクラスロードスターとしてライバルモデルを凌駕する充実した装備が最大のポイントです。ショーワ製の前後高性能サスペンションに、My Triumphコネクティビティシステムに対応したTFTカラーディスプレイ、「ロード」&「レイン」のライディングモード、切り替え可能なトラクションコントロール、ライドバイワイヤ式スロットル、フルLEDライトなどの豪華装備ながら、97万9,000円(税込)という破格値に設定されています。
ココに注意
トライアンフのロードスターモデルには排気量1050ccのトリプルエンジンを擁した旗艦モデルのスピードトリプルシリーズと、排気量765ccのトリプルエンジンを搭載したストリートシリーズ(ストリートトリプルSは排気量660cc)、そして今回登場したトライデント660がラインナップされています。スピードとストリートシリーズは二眼ヘッドライトが採用された統一性のある個性的なデザインとされていますが、トライデント660はオーセンティックなロードスタースタイルが採用されています。車両選びは性能、スタイル、そして価格などを考慮に入れて検討ください。
バージントライアンフより
ロードスターシリーズの中でも最安値となるトライデント660ですが、決してエントリーモデルとしての位置付けではありません。充実した装備はクラスをリードする抜きん出たものですし、低中速のトルクアップが図られたエンジン特性により、ストップ&ゴーが続く市街地などでの扱いやすさはシリーズ随一となっています。関連する記事
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モデルカタログ
トライデント 660 (2021-)