2019年モデルでマイナーチェンジが施された新型ストリートツイン
- 掲載日/2019年01月18日
- 写真・文/小松 男 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン
トライアンフ ストリートツイン の詳細写真
歯切れの良い排気音を奏でる左右二本出しのサイレンサーは、後方に向かってやや跳ね上げられた格好でセットとされたうえ、質感の高いブラシ仕上げとされている。
モダンクラシックシリーズのイメージに似合うオーソドックスなステップバーが備わる。シートに跨りステップに足をのせると、自然なライディングポジションをとれる位置となっている。
ブレンボ製の4ポッドキャリパー、そして新設計のアルミ鍛造のキャストホイールを採用。さらに空気圧のモニタリングシステムがアクセサリーで用意された。
ストリートツインは水冷方式のエンジンを採用しているが、ラジエーターはエンジン前方のフレームの前に設置されており、空冷エンジンのように見える。
新型のエンジンは、最高出力の大幅な向上、そしてレブリミットが引き上げられただけではなく、軽量クラッチも採用され、さらに扱いやすいものとなっている。
ブレーキがアップデートされたことに応じて、新型カートリッジフォークが採用されている。ストローク量こそ大きくないものの、動きは良いものだ。
リアにはスタンダードなスタイルのツインショックが採用されている。プリロードの調整が可能なので、多量の積載やタンデム時などにセッティングを合わせたい。
新設計とされたシートは、乗り心地が向上したほか、座面がフラットでタンデムなどもしやすい。ツーリングなどでの長時間の乗車でも疲れにくくなった。
テールランプにはLEDが採用されている。ヴィンテージなスタイリングの中にもモダンな要素が散りばめられている。
アナログタイプのスピードメーターと、液晶ディスプレイの組み合わせ。残燃料やライディングモードの他、回転計、時間、走行距離などが表示できる。
クラシカルな丸型ヘッドライトを採用。新型ではライトステーがブラシ仕上げとされている。中央にトライアンフのロゴが備わっているのもポイントとなっている。
ややアップタイプとされたバーハンドル。ハンドル幅は抑えられており、程よくスポーティなライディングポジションがとれるようにされている。
ストリートツインの特徴の一つに挙げられる美しい丸みを持つ燃料タンク。写真のコロッシレッドの他に、ジェットブラックとマットアイアンストーンの3色が用意された。
ETC車載器程度ならセットできるシート下スペースには、USB電源が備わっている。スマホの充電や、ヒートウエアなどの電源としても重宝するだろう。
左側のスイッチボックスには、メーター内の表示を行うことができるインフォメーションボタンの他に、ライディングモードの切り替えスイッチが新たに備わった。
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