VIRGIN TRIUMPH | ボンネビルT100（2002-） 年式別モデルカタログ

BONNEVILLE T100（2002-）

当初は装備の充実化を図った上位機種だったものの
現在の位置づけはクラシックモデルの王道

往年の空冷バーチカルツインモデルの乗り味を現代の技術で再現することを念頭に置きつつも、コストパフォーマンスを重視して開発された新世代の『ボンネビル』。その派生機種として2002年から発売が始まった『ボンネビルT100』は、当初は装備の充実化を図った上級仕様という位置づけだった。

このモデルの特徴は、ツートーンカラーの境目に手書きのラインをあしらった燃料タンクや、入念なクロームめっきが施されたエンジンカバー、コクピットに追加されたタコメーターなどで、スタンダードとは一線を画する高級感を獲得したT100は、新世代空冷バーチカルツインの躍進に大いに貢献。なお、スタンダードのボンネビルの排気量が790ccから865ccに拡大されたのは2007年型からだが、上位機種のT100は2005年から865cc仕様を導入している。

そんなT100の位置づけが微妙に変わったのは2009年から。と言っても、T100の構成自体はそれ以前と同様なのだが、この年から既存のボンネビルが廃止され、新たなスタンダードとして前後17インチのキャストホイール車が登場したことで、フロント19インチ、リア17インチのスポークホイールを履くT100には、クラシックモデルの王道と言うべき役割が与えられることになったのである。

こうして当初の位置づけとは異なるモデルとなったT100だが、本質は2002年のデビュー時から変わってない。現在（2014年）のトライアンフのラインナップには4台のクラシックモデルが存在するものの、往年の空冷バーチカルツインに通じる感触が最も色濃く味わえるのは、昔ながらの構成を維持しているT100なのだ。

価格・スペック

価格（消費税込み）

110万2,500円

エンジン型式

空冷並列2気筒 DOHC 8バルブ

総排気量

790cc

ボア×ストローク

86×68mm

最高出力

62ps/7,400rpm

最大トルク

6.1kg-m/3,500rpm

燃料供給

キャブレター

駆動方式

チェーン式

トランスミッション

5速

オイル容量

4.5リットル

燃料タンク容量

16リットル

サイズ

全長2,250×全幅860×全高1,105mm

ホイールベース

1,493mm

シート高

775mm

車両重量

205kg（乾燥）

フロントタイヤサイズ

100/90-19

リアタイヤサイズ

130/80R17

フロントブレーキ

油圧式シングルディスク

リアブレーキ

油圧式シングルディスク

カラーバリエーション

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