スプリントGT(2011-)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
SPRINT GT(2011-)
居住性と使い勝手を重視した改善作業で
グランドツアラーとしての資質を獲得
2011年から発売が始まった『スプリントGT』は、『スプリントST』をベースにツーリング性能を高めたモデルである。STとの最大の相違点は、スイングアームの延長によってホイールベースをST+80mmの1,537mmとしていることで、この変更によって高速域における直進安定性とタンデムライダーの居住性は格段に向上。サイレンサーをセンターアップタイプから右側1本出しにしたことも見逃せない要素で、この改革は排気系の熱によるライダーへの影響を最小限に抑えると同時に、低重心化にも大いに貢献している。
その他にGTで見直しを受けたパーツは、容量を22リットルから31リットルに増大したパニアケース、照射範囲の拡大を目指してプロジェクターからマルチリフレクター式に変更されたヘッドライト、リモートプリロードアジャスター付きとなったリアショック、デザインが一新された3連メーターなどで、そのいずれもがツーリングにおける快適性に貢献。1,050ccトリプルユニットの基本は不変だが、インジェクションマップの改良で最高出力は125psから130psに向上し、それに伴い、6速のギア比は7%ハイギアード化されることとなった。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 166万9,500円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 1,050cc
- ボア×ストローク
- 79×71.4mm
- 最高出力
- 130ps/9250rpm
- 最大トルク
- 108Nm/6,300rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 6速
- オイル容量
- 3.2リットル
- 燃料タンク容量
- 20リットル
- サイズ
- 全長2,260×全幅760×全高1,210mm
- ホイールベース
- 1,537mm
- シート高
- 815mm
- 車両重量
- 268kg(装備)
- フロントタイヤサイズ
- 120/70ZR17
- リアタイヤサイズ
- 180/55ZR17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
パシフィックブルー(2011)
アルミニウムシルバー(2011)
ファントムブラック(2012)
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