ストリートトリプルR(2008)
- 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
STREET TRIPLE R(2008)
サーキットと一般公道の両方を視野に入れた
オールラウンド・ミドルスポーツ
一卵性双生児として開発した『デイトナ675』、『ストリートトリプル』で、ミドルスポーツ界に新境地を切り開いたトライアンフは、2008年になると両車の美点を併せ持つモデルとして、『ストリートトリプルR』の販売を開始。サーキットと一般公道の両方を視野に入れたこのモデルは、先行した2台の兄弟車を上回るほどの支持を集めることとなった。
ルックスには大差が感じられないストリートトリプルの標準仕様とRだが、前後ショックユニットをフルアジャスタブル式としたうえで、バネレート/ダンパー特性をややハードに変更し(デイトナ675よりはソフト)、フロントブレーキマスターとキャリパーをラジアル式に変更したRは、標準仕様とは一線を画するスポーティな走りを実現。
ディメンションに注目してみると、標準仕様のキャスター/トレール/ホイールベースが、24.3度/95.3mm/1,395mmであるのに対して、運動性能を重視するRは23.9度/92.4mm/1,390mmという数値を採用。興味深いのは当初23.5度/86.8mm/1,392mmだったデイトナ675の数値が、2008年型から23.9度/89.1mm/1,395mmに変更されていることで、これはストリートトリプルとRの開発で得た車体設計のノウハウが、デイトナ675に転用されたことの証明と言えるだろう。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 117万6,000円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 675cc
- ボア×ストローク
- 74×52.3mm
- 最高出力
- 108ps/11,700rpm
- 最大トルク
- 69Nm/9,100rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- チェーン式
- トランスミッション
- 6速
- オイル容量
- 3.4リットル
- 燃料タンク容量
- 17.4リットル
- サイズ
- 全長2,030×全幅731×全高1,250mm
- ホイールベース
- 1,390mm
- シート高
- 805mm
- 車両重量
- 167kg(乾燥)
- フロントタイヤサイズ
- 120/70ZR17
- リアタイヤサイズ
- 180/55ZR17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
マットグラファイト(2008)
オレンジ(2008)
ブラック(2011)
ブレイジングオレンジ(2011)
グラファイト(2011)
ホワイト(2012)
ブラック(2012)
レッド(2012)
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