タイガーエクスプローラー(2012-)
- 【現行モデル】 ※表記はメーカー発表の年です 掲載日/2014年10月15日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/中村 友彦
TIGER EXPLORER(2012-)
フラッグシップとしての風格を備えた
タイガーシリーズの長兄
885cc、955cc時代はデュアルパーパスの王道と言うべき車体構成だったものの、2007年に行われたフルモデルチェンジで、オンロード指向に舵を切ったタイガー1050。ただしその一方で、トライアンフは同年からタイガーシリーズのフラッグシップとなる本格的なアドベンチャーツアラー、『エクスプローラー』の開発をスタートさせていた。
既存のタイガーが他機種のコンポーネンツを少なからず転用していたのに対して、エクスプローラーのパーツはほぼすべてが新規開発。その筆頭に挙がるのは、鋼管トリレスフレームや1,215ccの水冷3気筒エンジンだが、φ46mm倒立フォークやドライブシャフトを内蔵する片持ち式スイングアーム、フロント2.50×19、リア4.00×17のキャストホイールなども、エクスプローラーのための専用設計だ。電子制御式スロットルやトラクションコントロールといった最新技術が積極的に導入されているのもこのモデルの特徴で、約5年の開発期間を経て誕生したエクスプローラーは、タイガーシリーズのフラッグシップに相応しい風格が備わっていた。
弟分のタイガー800、タイガー800XCと同様に、このモデルも豊富なアクセサリーパーツを準備。日本市場では2012年6月の導入時に、フォグランプやハイスクリーン、ハンドガード、アンダーガードなどを標準装備するDパッケージが、211万5,750円で限定販売された。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
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- 価格(消費税込み)
- 199万9,200円
- エンジン型式
- 水冷並列3気筒 DOHC 12バルブ
- 総排気量
- 1,215cc
- ボア×ストローク
- 85×71.4mm
- 最高出力
- 137ps/9,000rpm
- 最大トルク
- 121Nm/7,850rpm
- 燃料供給
- 電子制御式燃料噴射
- 駆動方式
- シャフトドライブ
- トランスミッション
- 6速
- オイル容量
- 4リットル
- 燃料タンク容量
- 20リットル
- サイズ
- 全長2,248×全幅885×全高1,410mm
- ホイールベース
- 1,530mm
- シート高
- 840/860mm
- 車両重量
- 259kg(装備)
- フロントタイヤサイズ
- 110/80R19
- リアタイヤサイズ
- 150/70R17
- フロントブレーキ
- 油圧式ダブルディスク
- リアブレーキ
- 油圧式シングルディスク
カラーバリエーション
サファイアブルー(2012)
グラファイト(2012)
ファントムブラック(2012)
アクセサリーを標準装備した限定販売のDパッケージ(2012) 211万5,750円
クリスタルホワイト(2014) 196万5,600円(消費税8%込み)
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