最新モデル試乗速報 トライアンフ スピードマスター
- 掲載日/2011年03月29日
- 取材協力/トライアンフジャパン株式会社 取材・文・撮影/青木タカオ
排気量865ccの並列2気筒DOHC4バルブエンジン。クランク角度を270度にしたパラレルツインは、90度Vツインのような鼓動感が味わえる。
パラレルツイン搭載のミドルクルーザーが
インジェクション化し再び日本導入
865ccの排気量を持つ2気筒エンジン搭載のトライアンフのミドルクルーザー「スピードマスター」が、再び日本国内導入を開始した。キャブレター仕様だった270度クランクのパラレルツインエンジンをフューエルインジェクション化し、最高出力を55 → 61psへアップ。外装や装備内容も一新され、18インチだったフロントタイヤは19インチにサイズアップし、ダブルディスクだったブレーキを軽快なシングルディスクに変更している。
そしてユーザーにとって嬉しいのは、122万8500円だった車両価格が、今回109万2000円までプライスダウンされていること。円高の影響もあるはずだが、トライアンフジャパンの価格設定にも称賛を送りたい。試乗インプレッション・レビューの前に、まずはスピードマスターのディテールカットをご覧いただこう。
フォトTOPICS(写真点数/11枚)
01クロームメッキが施された小振りなヘッドライトは、シンプルなフロントマスクを形成。黒い車体のなか、メッキパーツが効果的に散りばめられている。
02フォワードコントロールであるものの、ステップはそれほど遠くない。日本人の体型でも踏ん張りが効くので、スポーティな走りにも対応してくれる。
03新しくなった2011モデルではフロントまわりを一新。ホイールサイズを18 → 19インチ化し、ダブルディスクだったブレーキをシングルにした。
04ハンドルも手前に引き寄せられ、ポジションはいたって自然。ネイキッドスポーツからの乗り換えでもスンナリ馴染みそうだ。
05シートのホールド感が高く、ハードな走りをしても不安を感じない。後部シートの座面は見たとおり狭く、荷物の積載性は期待できない。
06ウインカースイッチの中心にプッシュボタン式のキャンセルスイッチを配置。国産車からの乗り換えでも違和感なく操作できる。
07タコメーターと各種インジケーターは、美しい光沢を放つメッキカバーによってタンクオン。いずれのメッキパーツも質感が高く、ディテールを際立たせている。
0819.3Lのハイオクガソリンを飲み込む燃料タンクは単色でまとめられ、シンプルな装い。TRIUMPHのエンブレムが側面に取り付けられ、中高年世代にも注目を浴びる。
09キャブレターのボディを模したインジェクションカバーによって、アナログテイストを演出。チョークレバー風のスターターレバーも備え、冷間始動時に役立つ。
10マフラーエンドはスラッシュカット。燃焼室を出た2本の排気管は弧を描いたあと、路面に対して並行に、サイレンサーへ向かって真っ直ぐ伸びる。
11丸みを帯びたテールレンズやシンプルなウインカー。オーバーデコレーションではない必要最低限の装備である。
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