ニューモデル速報 トライアンフ ストリートトリプル 85 ABS/タイガースポーツ 1050
- 掲載日/2013年04月26日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン
取材・文/佐川 健太郎 写真/バイクブロス・マガジンズ編集部
トライアンフ2013年ニューモデル第1弾
『ストリートトリプル 85 ABS』&『タイガースポーツ 1050』デビュー
トライアンフ 2013 ニューモデル 『ストリートトリプル 85 ABS』(クリスタルホワイト:写真左)、『タイガースポーツ 1050 ABS』(クリスタルホワイト/ファントムブラック:写真右)
新型ストリートトリプル 85 は、フルモデルチェンジを行った同モデルの日本仕様の呼称で、その名のとおり最大出力 85ps に抑えられているのが特徴。従来型の 106ps に比べるとディチューンともとれますが、その分より扱いやすく、穏やかな出力特性になっています。エンジンは従来どおり排気量 675cc の水冷並列3気筒ですが、今回はよりクロスレシオになったことでシフトワークがスムーズになっています。
スマートなデザインに洗練された車体には、ダウンタイプの新設計ステンレス製エキゾーストが採用され、軽量化とマスの集中化に貢献。アルミ製ツインスパーフレームも外見からは従来どおりに見えますが、実は溶接個所を減らして軽量化を図るとともに、2ピース構造の高圧ダイキャスト製リアサブフレームを組み合わせるなど新設計となっています。ジオメトリー的にもキャスターを立ててトレールを伸ばし、前輪分布荷重を増やすなど全面的な見直しが図られ、結果的にシャープでダイナミックなハンドリングに磨きがかかりました。また、車重も 183kg と先代モデルに比べてさらに6kg軽量化されている点も見逃せません。そしてなんと言っても注目は価格。なんと大型の輸入モデルで90万円を切る、89万190円という戦略プライスは、大きな魅力となるはずです。
一方の『タイガースポーツ 1050 ABS』は、従来のタイガーシリーズとは一線を画す「アドベンチャースポーツ」というトライアンフの新たなジャンルに属します。フロントカウルからシートカウルに至るスタイリングはよりシャープになり、専用の片持ち式スイングアームとスポーツ寄りにセッティングされた前後フルアジャスタブルサスペンションを採用。専用の軽量鋳造アルミホイールにはピレリのエンジェル GT が標準装着されるなど、かなり本気のスポーツ仕様に仕上がっています。
スペック的にもピークパワーは従来型から 10ps 上乗せされ、走りのパフォーマンスも一段とアップ。悪路をものともしない、マルチスポーツツアラーといった感じです。価格的にも同系の 1050cc エンジンを積むスピードトリプル ABS よりも安い144万9,000円となっており、こちらもリーズナブルと言えるでしょう。
フォトTOPICS(写真点数/14枚)
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