【速報】新型トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ「THRUXTON TFC」とコンセプトモデルの「ROCKET TFC」発表
- 掲載日/2019年01月25日
- 写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/成田 恒一
新型トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ発表
2019年1月23日(水)、新型トライアンフ・ファクトリー・カスタムシリーズ(TFC)としてTHRUXTON TFCとコンセプトモデルのROCKET TFCが発表された。TFCとは専用チューンが施されたエンジン&シャシーに特別な装備が与えられた最高峰のカスタムモデルのシリーズを意味している。このシリーズは2014年発売のTriumph TFC BobberとTFC Scramblerからスタートし、一般に市販されるのは、今回発表されたTHRUXTON TFCとコンセプトモデルのROCKET TFCからとなっている。今後もTFCのニューモデル投入は続く予定だ。
完全オリジナルモデルのTFCは全世界限定750台で、個別にシリアルナンバーが付けられた特別なモデルである。すべてにおいて最高峰のエンジニアリングとクラフトマンシップにより生み出されたTFCはトライアンフ史上、最も美しく、かつ高性能なマシンだと言えよう。
今回発表されたTHRUXTON TFCは、全世界限定750台のシリアルナンバーとTFCロゴがあしらわれた特別なモデルに仕上げられている。ベースモデルのThruxton Rより5kgの軽量化とパワーにおいても10PSアップが図られている。
THRUXTON TFCはレイン/ロード/スポーツという3つのライディングモードを装備し、走行条件や好みに合わせてスロットルマップ、ABS、トラクションコントロールを最適に調整してくれる。シグネチャープロファイルデイタイムランニングライトを備えた7インチヘッドライト(市場により装備の有無が異なる)、コンパクトLEDインジケーター、テールライト、リアライトを含むオールLEDライトとしている。もちろんABS、トラクションコントロール、トルクアシストクラッチも装備。USB充電ソケットにエンジンイモビライザーも標準装備されている。
カーボンファイバー製のボディワークも見応え十分。ワンピース構造のカーボンコックピットフェアリング、フロントマッドガード、シートカウル、ヒールガード、サイレンサーエンドキャップは美しいのひと言。トライアンフCEOのNick Bloor氏のサインが入ったシリアルナンバーレター、個別のカスタムビルドブック、さらに専用バイクカバーに、TFCハンドオーバーパックが付属する。日本導入時期は2019年春を予定。なおメーカー希望小売価格については未定となっている。
ニッケル合金ミラーセンター、ステッチワークが美しい本革シート。
シリアルナンバー入りTFCプラークを備えたビレットトップヨーク。
プレミアムブラックアルマイト加工が施されたマルチスポークホイール、オーリンズ製ブラックRSUスプリング(ブラックデカール付き)、ブラックエンジンカバー、ブラックリアフェンダーレスキット。
モンツァスタイルフィラーキャップ、ブラシ仕上げインテークフィニッシャー付きツインスロットルボディ、Daytona Rフットペグ。
軽量化されたエンジンコンポーネント、高圧縮ピストン、改良されたポートとカムプロファイルを含む、大幅なアップグレードにより新型THRUXTON TFCは、THRUXTON Rよりも10PS高い最高出力を実現。最大トルクは115Nmという高トルクを低回転域およびエンジン回転域全体にわたって発揮。Vance & Hines製チタンサイレンサーや、カーボンファイバー製エンドキャップ(レーザーエッヂングによるブランドロゴ入り)を装備している。
オーリンズ製フルアジャスタブルNIX30倒立フロントフォークにブレンボ製4ピストンM4.34ラジアルモノブロックキャリパーとブレンボ製ツインフローティングフロントディスク。レース仕様のメッツラー製Racetec RRタイヤ スーパースティッキータイヤ。
コンセプトモデルのROCKET TFCは量産エンジンとしては世界最大の排気量となる2,294ccという水冷並列3気筒エンジンを搭載した究極のカスタムモデルで、その詳細は2019年5月1日に発表される予定となっている。
デュアルとシングルで交換可能なシート。