サーキット初心者から楽しめる「第2回 トライアンフ ライディング アカデミー（TRA）」 レポート
- 掲載日／2019年06月27日
- 取材協力／トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 写真・文／成田 恒一
はじめての方でもサーキット走行が楽しめる
トライアンフのプレミアムな講習会
袖ヶ浦フォレストレースウェイ（千葉県袖ケ浦市林妙法台348-1）にて第2回目となるトライアンフ ライディング アカデミー（TRA）が2019年6月22日（土）に開催された。第1回目は約4ヶ月前の2月23日（土）に、同じく袖ヶ浦フォレストレースウェイにて講師にケニー佐川氏を迎えて開催されたTRAであるが、今回の講師にはサスペンションとシャシーの専門ショップ「Gトライブ」代表の戸田 隆選手を迎え、前回とは内容を変えて講習が行われた。
コンセプトは前回と共通の「はじめてサーキットを走る方、初級、中級者を対象にロードやサーキットでのライディング技術の向上と安全に、そして安心して走るためのライディングテクニックを習得すること」であり、自分のバイクの特性をサーキットという特殊な環境でより深く理解し、バイクの魅力を再発見してもらいたいという想いが込められている。参加車両はトライアンフのロードスターやデイトナに限られるが、有料レンタルでストリートトリプルが用意されるので、他社メーカーのオーナーも参加可能。サーキット走行に適した安全装備として革ツナギとフルフェイスヘルメットが推奨されるが、上下プロテクター入りのライディングウエアでの参加もOKとなっている。
今回の参加は17名で、朝7時の受付後、戸田選手によるブリーフィングが行われ、その後コースに歩いて出てサーキット走行の注意点などが説明された。それから先導車付きで約20分間のコース走行を行い、スターティンググリッドについてのスタート体験などが行われた。梅雨時期ということもあり、突然の雨に見舞われることもあったが、雨だから体験できるタイヤのグリップ力の確認やバイクの挙動について積極的に講習に臨む参加者の姿が印象的であった。今後についてもTRAは定期的に開催される予定なので、参加希望の方はトライアンフ モーターサイクルズ ジャパンのオフィシャルサイトを確認あれ。
コースのメインストレートに愛車を停めて参加者と講師で記念撮影。コース上で写真が撮れるなんてまさにプレミアムな体験だ。
全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久レースなど、多くのレースに参戦経験のある講師の戸田 隆選手。冒頭のブリーフィングではサーキット走行の基本ルールについての説明が行われた。
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンのシニア マーケティング マネージャー、齊藤氏より、TRAの説明、そしてMoto2エンジンの公式サプライヤーとしてトライアンフのトリプルエンジンについて語られた。
ブリーフィングではTRA参加者の女性ライダーが紹介された。右からインスタグラマーのCAMILAさん、ルリコさん、タルンドル玲奈さん、HARKOさん。
はじめてサーキットを走るという参加者も多く、皆さん真剣な眼差しで講習に聞き入っていた様子であった。
メインストレートにずらりと並んだトライアンフ。皆さん良い思い出になったはず。
ブリーフィングのあとは、実際にコースを歩いてサーキットの広さを体験。
メインストレートを抜けて第1コーナーから第2コーナーまで歩き、ライン取りなどについての注意点が戸田選手より説明された。
さぁ、いよいよ1本目のコース走行。パドックからコースイン！
戸田選手の先導でサーキットを走行。皆さん1本目のコース走行ということもあり、緊張しておられる様子。
タイヤが暖まってきたら、少しずつペースアップ。中には膝すりを行う参加者も！
こちらは女性ライダーの走行カット。CAMILAさん（左上）、ルリコさん（右上）、タルンドル玲奈さん（左下）、HARKOさん（右下）。
コース走行1本目の第1コーナーでコースアウトして転倒したタルンドル玲奈さん。幸いにもケガはなく、マシンのダメージも少なかったので、このあとの講習にも参加されたのでご安心を！
続いては研修棟に戻っての実技講習。ブレーキ操作やステアリング操作、レコードラインについて、そしてトライアンフの3気筒エンジンの特性や乗り方についての講習が戸田選手より行われた。
10:50からはじまったレーススタート疑似体験。スターティンググリッドについてシグナルの合図で一斉にスタート！
今回のTRAにはトライアンフレディーのYUIさんとYUさんも応援に駆けつけた。
スタート疑似体験後は、そのまま2本目のコース走行が行われた。本日2本目ということもあり、皆さん徐々にレベルアップ。
そのあと、3本目のコース走行では雨に見舞われ、コースはウェットコンディションに。皆さん緊張のライディングながら、雨のサーキット走行も貴重な体験となったはず。
13:00からのランチタイムで用意されたのはローストビーフやチキンが盛られたプレミアムなランチ。YUさん、YUIさんと一緒にいただきます！
参加者と講師でなごやかなランチタイム。皆さん、雨で疲れた様子であったが、美味しいランチで充電して午後の講習に挑みましょう！
戸田選手とHARKOさん、ランチのお味はいかがですか？
参加者の皆さんも美味しいランチに大満足の様子。午後からも頑張りましょう！
2019年度よりMoto2の公式エンジンサプライヤーとなったトライアンフ。そのベースとなったトリプルエンジンを搭載しているのがトライアンフのロードスター、ストリートトリプルだ。
根強い人気のデイトナでの参加者も多かった。ピンクのデイトナ675Rはタルンドル玲奈さんの愛車。
午後の講習はパドックを使ってのブレーキ講習。スタートの合図はトライアンフレディーのお二人が担当。
ABSの挙動を確認するフルブレーキングを体験。バイクの姿勢変化を体で覚えるのが目的だ。
フルブレーキングでリアタイヤが浮き上がっている。この体験は公道での安全運転に必ず生かされるはず。
続いてはブレーキについての講習だ。フロント＆リアブレーキの特性や、サーキット走行でのブレーキングポイントなどについて、戸田選手により説明が行われた。
最後はトライアンフレディーよりオリジナルの参加賞がプレゼントされた。
オリジナルステッカーにカレンダー、カタログなどをミニトートバッグに入れてプレゼント。
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