TFCシリーズ第三弾!ミラノショーで新型「BOBBER TFC(ボバーTFC)」発表
- 掲載日/2019年11月05日
- 写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/成田 恒一
TFCシリーズ最高の仕上がりを誇るボバーTFCがワールドプレミア
日本時間、2019年11月5日(火)17時、イタリア・ミラノで11月7日(木)〜10日(日)まで開催されるEICMA 2019(ミラノショー)のプレスデーにて、トライアンフモーターサイクルズのニューモデル「Bobber TFC(ボバーTFC)」が世界初公開された。日本での発売は2020年3月が予定されており、メーカー希望小売価格は238万9,000円(税込)となっている。
ボバーTFCは全世界で限定750台の生産となり、シリアルナンバーが入り、トライアンフCEO、Nick Bloor氏の手書きのナンバーが与えられたTFCハンドオーバーパックにカスタムビルドブック、専用バイクカバー、TFCドキュメントウォレット、プレミアムレザー製TFCブランドリュックサックが付随する。
ボバーTFCに搭載される排気量1200ccの水冷SOHC並列2気筒8バルブ 270°クランクのエンジンは、低慣性クランクシャフト、クラッチ、バランスシャフト、デッドシャフト、オルタネーター、マグネシウムカムカバーなどの大幅な改良により、STDのボバーに比べ、13%アップとなる10PSアップを実現している。さらに全回転域に渡ってトルクアップが図られ、最大トルクはSTDのボバーに比べ4Nmアップとなる110Nmを発揮。レッドゾーンは7,500rpmとなっている。排気システムも刷新され、Arrow製チタンサイレンサー&カーボンファイバー製エンドキャップを装着し、迫力あるサウンドを入手している。また大幅な軽量化も実現しており、STDボバーに比べ、約5kgの軽量化を達成している。詳しいスペックは2020年1月に正式発表される予定だ。
足回りも充実している。オーリンズ製アジャスタブルの倒立フロントフォーク、リアにはアジャスタブルリアサスペンションユニットを装備。ブレーキにはBrembo製4ピストンM50ラジアルモノブロックキャリパー&ツインフローティングのBrembo製フロントディスクの組み合わせにより、強力な制動力を発揮。さらにBrembo製ラジアルマスターシリンダー、MCSスパンおよびレシオ調整が可能なブレーキレバー&クラッチレバーも装備している。
ライディングモードは、レイン、ロード、スポーツの3つが用意され、ライディングシーンや好みに合わせてスロットルマップ、ABS、トラクションコントロール設定の調整が最新世代のライドバイワイヤにより可能となっている。
ボバーTFCにはクリップオンハンドルが装着されていることも大きなトピックスとなっている。さらにサイドパネルやマッドガードサポート付きのショートフロントマッドガードに代表される軽量化に寄与するカーボンファイバーボディワークも見どころと言える。細かなディテイルも抜かりなし。ローレットハンドルグリップに、アルミビレット製のトップおよびボトムヨーク、オイルフィラーキャップ、シート位置が調整できるプレミアムリアルレザーステートメントシートなど徹底的に手が加えられている。 各部のブラックアウト仕上げとカーボンパーツのコントラストもポイントとなっている。
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モデルカタログ
ボバー TFC (2020-)