EICMA2019でスラクストンのフラッグシップ「THRUXTON RS(スラクストン アール エス)」を発表
- 掲載日/2019年11月07日
- 写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/成田 恒一
カフェレーサーの真髄、ここにあり!
現在イタリア・ミラノで開催されている世界最大のモーターサイクルショー、EICMA2019(ミラノショー)で新型「THRUXTON RS(スラクストン アール エス)」が世界初公開された。
その心臓部には、高圧縮ピストンの採用とポート&カムプロファイルの変更、セカンダリーエアシステムなどにより、現行モデルのTHRUXTON Rに比べ、8PSアップとなる105PS@7,500rpmを発揮する。さらに現行モデルより700rpm低い、4850rpmで最大トルク112Nmを発生し、エンジン回転全域にわたりトルク特性が強化されている。またデザイン的なアクセントにもなっているツインアップスウェプトサイレンサーには新開発となるEuro 5適合の触媒コンバーターが追加され、エミッションの低減とともに迫力のサウンドを奏でる。
エンジン構成部品の改良や軽量バッテリーなどにより、Thruxton Rに比べ、6kgもの軽量化を実現。フロントブレーキにはBrembo製4ピストン M50ラジアルモノコックキャリパーとツインフローティングフロントディスクを装備。タイヤにはMetzeler Racetec RRが装着されている。 フロントフォークにはShowa製アジャスタブル倒立式ビッグピストンフォーク、Öhlins製フルアジャスタブルピギーバックリザーバータンク付きリアショックが装備されている。
最新の電子装備も見逃せない。最新のライドバイワイヤシステムと連動するライダーモードは「スポーツ」「ロード」「レイン」という3モードが搭載されている。さらにABSに切り替え可能なトラクションコントロール、エンジンイモビライザー、トルクアシストクラッチ、スタイリッシュなツインメーターを装備。
THRUXTON RS マットストームグレー&マットシルバーアイス
THRUXTON RS ジェットブラック
カラーはマットストームグレー&マットシルバーアイスとジェットブラックの2カラーをラインナップ。 THRUXTON RSはシングルシート仕様となっており、オプションでピリオンシートアクセサリーキットが用意されている。さらにカフェレーサーフェアリングやフェンダーエリミネーターキット、コンフォートシート、タンク&ニーパッドなどの80種類にもおよぶアクセサリーをラインナップ。
THRUXTON RS アクセサリー装備車
日本での発売時期は2020年3月が予定されており、メーカー希望小売価格は192万500円(税込)とアナウンスされた。
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モデルカタログ
スラクストン TFC(2019-)