45mmシート高が下げられた新型Street Triple R Low(ストリートトリプルRロー)を発表
- 掲載日/2020年02月12日
- 写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/成田 恒一
すべてにおいてパフォーマンスアップが図られながら値下げを敢行!
2020年2月11日(火)、トライアンフモーターサイクルズは新型「Street Triple R Low(ストリートトリプルRロー)」を発表。先行して発売されている旗艦モデルの「ストリートトリプルRS」、1月8日(水)に発表されたばかりのスタンダードモデル「ストリートトリプルS」に続いて、ミドルクラスの「ストリートトリプルRロー」が今回発表され、ストリートトリプルシリーズは全3モデルのラインナップとなった。
搭載されるエンジンは排気量765ccのトリプルエンジンで、最高出力118PS@12,000rpm、最大トルクは77Nm@9,400rpmを発揮。回転慣性が7%低減されたことによりレスポンスがアップし、さらに全回転域においてパワー&トルクの向上が図られている。もちろんEuro5にも適合。ストリートトリプルの魅力と言えば、そのトリプルサウンドであるが、新型においてもサウンドの切れ味が増している。
旗艦モデルのRSと同様のギアボックスにより、優れた加速性能と滑らかなシフトチェンジを実現。スリップアシストクラッチを備えているため、クラッチ操作も良好で操作性が向上している。
足回りにも注目で、ブレーキには高仕様のBrembo製M4.32の4ピストンラジアルモノブロックフロントキャリパー、リアには、同じくBrembo製シングルピストンスライディングキャリパーを装備。フロントサスペンションにはShowa製41mm径倒立式セパレートファンクション・ビッグピストンフォーク、リアサスペンションにはShowa製ピギーバックリザーバータイプモノショックを装備。そのどちらもプリロード、コンプレッションダンピング、リバウンドダンピング調整が可能なフルアジャスタブルタイプとなっている。
タイヤは全天候型のPirelli製Diablo Rosso IIIを装備。コーナリング中の優れたグリップ力によりスポーティなライディングフィールを実現している。スイングアームはRSと同じガルウィングタイプを採用。またTriumphシフトアシスト(シフトアップ/シフトダウンクイックシフター)を標準装備。ライディングモードはロード、レイン、スポーツの3タイプで走行中でもディスプレイにより簡単に変更可能。もちろんライドバイワイヤ、ABS、トラクションコントロールが装備されている。
スタイリングにおいてはRSを踏襲し、よりアグレッシブなものにアップデート。フライスクリーン、エアインテーク、サイドパネル、リアユニットを含む最新のボディワークを採用。コンパクトな新型サイレンサーに新型ミラーもスタイリングのポイントになっている。用意されるカラーはサファイアブラックとマットシルバーアイスの2カラーで新ペイント&グラフィックスキームが採用されている。そのどちらもディアブロレッド×アルミニウムシルバーのデカール、ハンドペイントによるレッドホイールピンストライプ、トレードマークであるレッドのリアサブフレームを装備している。
Street Triple R Low(ストリートトリプルRロー) サファイアブラック
Street Triple R Low(ストリートトリプルRロー) マットシルバーアイス
そしてその名の通り、ストリートトリプルRローは、専用サスペンションの設定と、シートの改良により、標準シート高よりも45mm下げられた780mm というローライドハイト(LRH)を実現。 メーカー希望小売価格は、旧モデルより値下げとなる125万7,000(税込)〜で、2020年春頃の発売が予定されている。
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