まるでカリフォルニア!湘南エリアに開放的な「トライアンフ茅ヶ崎」が7/11にグランドオープン
- 掲載日/2020年07月13日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン トライアンフ茅ヶ崎 写真・文/成田 恒一
ガラス張りの開放感あふれるトライアンフ茅ヶ崎(〒253-0073 神奈川県茅ケ崎市中島255)。ショールームは開放的な3面採光となり、湘南エリア特有の「自然」が感じられる店舗となっている。
湘南ならではの自然が感じられる
バイク乗りの聖地
神奈川県・湘南エリアのトライアンフ正規販売店「トライアンフ茅ヶ崎」が2020年7月11日(土)にグランドオープンを果たした。その運営は「トライアンフ横浜新山下」や、神奈川をメインに多くのバイクショップを手掛ける老舗の梅田モータースで、トライアンフ茅ヶ崎はトライアンフモーターサイクルズの最新CIを採用した国内18店舗目となる。グランドオープンに先駆けて、7月10日(金)にメディア向けの店舗発表会が行われたので、ここで詳しく紹介しよう。
新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から取材は午前と午後の2枠に分けられ、検温や消毒などの感染予防対策が行われたあと、梅田モータースの梅田社長の挨拶により発表会はスタート。梅田モータースは今年創業45周年を迎え、その記念すべき年にトライアンフ茅ヶ崎をオープンすることができたことに対する関係各位への感謝の意が述べられた。
梅田社長によると、ここ茅ヶ崎の地は、「遊びの創造」をコンセプトに作られたバイクモールとなっており、トライアンフ以外にもさまざまなメーカーのショップが集結したバイク天国のような場所となっており、まるでカリフォルニアの西海岸のような開放感あふれる雰囲気が最大の特徴となっている。この地をライダーの聖地に育てていくため、トライアンフ茅ヶ崎のオープンを起爆剤に、もう一度ゼロからトライアンフディーラーの運営に注力していくという決意が語られた。
続いてトライアンフモーターサイクルズジャパン、野田社長の挨拶では、FY20は過去最高となる年間登録2,062台を達成した報告と、その成功の要因としては「ブランドの浸透」「新商品攻勢」「店舗環境の向上」というビジネスの基本を追求した結果だと語られた。またFY20では、店舗あたりの登録台数が過去5年で3倍に向上した点と、FY21では3,000台の年間登録台数を目指すという決意が述べられた。その後、スペシャルゲストとして文化庁日本遺産大使の能楽師、大倉正之助氏が登場し、トライアンフ茅ヶ崎のグランドオープンを祝う特別なカスタムマシン「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」のプレゼンテーションが行われた。
発表会冒頭の挨拶を行われた梅田モータースの梅田社長。神奈川県は昔から梅田社長の遊び場だった地で、この場所をライダーの聖地にしていきたいという熱い想いが語られた。
トライアンフモーターサイクルズジャパンの野田社長は、ここ近年の販売が好調な要因が述べられた。5年で登録台数は1.7倍、FY21は3,000台を目指す計画だという。
新生トライアンフレディー4名による「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」のアンベール!
トライアンフレディーと「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」でシューティング。今回の発表会が、トライアンフレディーのメディアへのお披露目となった。
「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」製作のキーマンである大倉正之助氏。THRUXTON Rの外装に、全長4m級のポロサスクロコダイルの頭から尻尾までの革を張り込んだ世界にただ一台の希少なマシンである。
「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」を囲んで左から大倉正之助氏、野田社長、梅田社長、革の張り込みを手掛けた革職人の茂木氏、そして昭和35年創業のタンナー、藤豊工業所の藤城専務。
クロコダイルのオーダーメイドを中心に手掛ける銀座のZELE-PARISと、タンナーの藤豊工業所の協力があってこそ実現した「TRIUMPH x ZELE-PARIS x FUJITOYO THRUXTON R “WANI”」。まさに芸術品のような仕上がりを誇っている。
フロントカウル、フューエルタンク、フロントフェンダーなど、寸分の隙間もなく美しくポロサスクロコダイルの革が張り込まれている。特にサイドカバーの処理は圧巻である。
トライアンフ茅ヶ崎1Fのショールーム。開放的な3面採光で、湘南エリアならではの自然にあふれた明るい雰囲気となっている。
1Fに展示されているタイガー900ラリープロ。アクセサリーパーツとクロージングは、この車両にマッチする厳選されたものが合わせてディスプレイされている。
こちらは人気のストリートツイン。同じくストリートツインに適合するアクセサリーパーツ&クロージングをディスプレイ。
店舗2Fには車両展示に加えてアクセサリー&クロージング、そして休憩スペースが設置されている。経年変化が楽しめる木を使用した床や、ヨーロッパ調の柱などにもこだわりが隠されている。
映画「007」シリーズの第25作目「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で使用された実車のスクランブラー1200XEも展示されている。映画は2020年11月20日に日本での公開が予定されている。
ソリッドなブラックベースのフューエルタンクにゴールドのピンライン、トライアンフロゴの配置も絶妙だ。
ブロックパターンのところどころが削り取られているあたりにハードな撮影の内容を垣間見ることができる。
トライアンフ茅ヶ崎1Fショールームのすぐ隣に設置されている「1902 CAFE」。英国を意識したドリンクやサンドイッチなどが販売され、ツーリングライダーの憩いの場となること間違いなし。テラスにはソファー席が用意されている。
もちろん室内にも席は用意されている。洒落たカウンター席で一服するもよし、ランチをいただくこともOK!