安全にスポーツライディングを楽しむためのサーキット講習会!「第4回 トライアンフ・ライディング・アカデミー(TRA)」 レポート
- 掲載日/2021年04月06日
- 取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 写真・文/成田 恒一
正しく、楽しく、安全に、
ライディングテクニックを習得!
2021年4月3日(土)、袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県袖ケ浦市林妙法台348−1 )にて、トライアンフモーターサイクルズジャパン主催の「第4回 TRIUMPH RIDING ACADEMY(=TRA)」が開催された。2019年11月に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町中日向694)で開催された第3回以来、約1年半振りの開催となったTRAであるが、今回も講師は第3回に引き続きライディングアカデミー東京主宰のバイクジャーナリスト、ケニー佐川氏が招かれ、サーキット走行の基本的知識から、さらにステップアップするためのポイントについて丁寧なレクチャーが行われた。
参加資格はトライアンフのロードスター(ストリートトリプル、スピードトリプル、トライデント660、デイトナ等)オーナーに限られるものの、他メーカーのオーナーには有料でストリートトリプルRS、ストリートトリプルRロー、ストリートトリプルS、トライデント660のレンタルバイクが用意された。今回の参加者は24名となり、サーキットビギナーの方も含まれていたが、事故や転倒などのトラブルはなく、パドックと本コースを使用した講習は非常に内容の濃いものであった。
朝8時からの受付後、研修棟にて9時から座学がスタート。安全にスポーツライディングを楽しむための正しい技術習得を目的に、サーキット走行の基本からコース説明、注意点などの講習が行われた。その後10時からパドックトレーニングがはじまり、正しいライディングポジションについての講習と、コーナリングの基本である「加速」「準備」「ブレーキング」「シフトダウン」「ステップイン」という5段階アプローチについての実践が行われた。
昼食後、「初心者」「初級」「中級」の3クラスにチームを分け、本コースを使用した20分のコース走行が計3回行われたのだが、最初の1本は講師の先導付きでまずはコース走行に慣れることを目的に、その後はどんどんレベルアップする参加者の後ろに講師がつき、改善点を見極めて走行後に個別のレクチャーを行うという流れで走行会は進められた。最後は希望者のみのコース走行4本目が行われ、参加者はクタクタになったようであったが、みな確実なレベルアップが見受けられたのが印象的であった。それではここからは、写真を交えてTRAの詳しいレポートをお届けしよう。
TRAのメイン講師は、第3回に引き続いてライディングアカデミー東京主宰のバイクジャーナリスト、ケニー佐川氏が担当。講義の冒頭で正しい技術(スキル)には「テクニック」「理論(メソッド)」「マインド(セーフティ)」の3つが必要だとの説明が行われた。
続いてテクニカルアドバイザーの前田講師(右)、日比講師(左)の紹介が行われた。
トライアンフモーターサイクルズジャパンのシニアマーケティングマネージャー、齊藤氏の挨拶では「正しく」「楽しく」「安全に」を大切に、ライディングテクニック習得についてのお願いが話された。
スペシャルゲストとして女性ライダー&ユーチューバーのrurikoさんが愛車のデイトナ675で参加!
研修棟の講習では、ライディングテクニックの上達を願う参加者のみなさんの真剣な眼差しが印象的であった。
TRA参加者のみなさんには新型コロナウイルス対策としてトライアンフオリジナルのマスクが配られた。
トライアンフオーナー以外の参加者のために用意されたストリートトリプルRS、ストリートトリプルRロー、ストリートトリプルS、トライデント660のレンタルバイク。レンタル料金は1万円(税込)。
ズラリと並んだTRA参加者のみなさんの車両。今回の参加は24名で、これだけのロードスターが並ぶ姿は壮観である。
rurikoさんの愛車ホワイトのデイトナ675に、予約で即完売となったデイトナ モト2 765リミテッドエディション、ストリートトリプルRS、旧モデルのスピードトリプルで参加のライダーも!
座学の後はパドックトレーニング。まずはストレッチで体をほぐす。
続いて正しいハングオフフォームの実践。前田講師を見本に佐川さんが詳しく解説。ハングオフで重心移動を行い、旋回力を向上させる。
お次はコーナリングの基本、「加速」「準備」「ブレーキング」「シフトダウン」「ステップイン」という5段階アプローチについての実践だ。
実際に車両に跨り、正しいハングオフフォームを身につける。各車両ごとに講師が細かくアドバイスを行い、正しいフォームを体で覚えこむ。
その後は、実際にパドックで加速→減速を繰り返し、車両の挙動とその感覚を身につける。
続いて講師先導によるローリング走行でコーナリングの準備を行う。
いよいよ5段階アプローチによるコーナリングの実践。講師が後ろにつき参加者のクセを見極める。
佐川さんの合図でスタート。まずは加速!
みなさんのコーナリング、決まってます! このあと逆回りも行い、コーナリングの基本を体に染み込ませる。
パドックトレーニングのあとはお待ちかねのランチタイム。パワー系のブリティッシランチをみなさんで堪能。ただし新型コロナウイルス対策としてお喋りはナシ、ということで……。
午後からはいよいよ本コースでライディングレッスン。「初心者」「初級」「中級」にチームを分け、それぞれ講師が先導。
サーキット走行がはじめてという参加者もおられた今回ということもあり、みな緊張気味にコースイン!
まずは講師を先頭に慣熟走行。ここでは追い抜き厳禁だ。
参加者ひとりひとりのフォームを講師がチェック!
1本目のコース走行では、みなさん緊張気味の様子であった。
1本目のコース走行終了後、研修棟にてさらに細かなコース説明が行われた。
パドックでは各チームに分かれて講師からのアドバイスがあり、積極的に意見交換が行われた。
本日2本目の本コース走行。20分のコース走行は、想像以上に疲れるのだが、みなさん気合いで走行!
rurikoさんのライディングフォーム、決まってます! 本日2本目の本コース走行ということもあり、緊張もほぐれてきたのでは?
参加者のみなさんもだいぶ慣れてきたようで、走行ペースも上がる。左上はトライアンフの齊藤さん!
2本目の本コース走行が終了し、再びブリーフィング。講師により、それぞれの参加者に細かなアドバイスが行われた。
本日3回目の本コース走行。メイン講師の佐川さん、さすがのライデングフォーム!
参加者の皆さんもますますペースアップ! 回を重ねるごとにレベルアップしているのが、手に取るように分かる!
集中力を切らすことなく3回目の本コース走行が終了。このあと希望者のみ参加の本日4回目となる本コース走行が行われた。
4時35分から始まった本日の終了式。転倒や事故・トラブルなく無事終了となったTRA。みなさま、お疲れ様でした!
終了式では新型スピードトリプル1200RSのデビューフェアの紹介も行われた。4/10〜5/9までの期間中に新型スピードトリプル1200RSに試乗すれば、オリジナル車検証入れをプレゼント!
今回のTRA参加の証として「COMPLETED」と背中にプリントされたトライアンフオリジナルロングTシャツをプレゼント!
プレゼントのロングTシャツが配られ、これにて第4回 トライアンフ・ライディング・アカデミーは終了。次回の開催をお楽しみに!
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