トライアンフの2021新型ストリートスクランブラーと限定モデルが発表!
- 掲載日/2021年04月20日
- 取材協力・写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/伊藤 康司
Euro5適合の新型エンジンとディテイルアップ! 世界限定775台のサンドストーム・リミテッド・エディションもリリース
2021年4月20日(火)、トライアンフモーターサイクルズは、2021年モデルとしてアップデートが施された新型ストリートスクランブラーを発表。あわせて世界限定775台のサンドストーム・リミテッド・エディションも登場した。新型ストリートスクランブラーの発売は2021年7月予定、メーカー希望小売価格は131万円〜、サンドストーム・リミテッド・エディションは2021年6月発売予定、メーカー希望小売価格は139万円となっている。
1960年代初頭に誕生したトライアンフのスクランブラー。オリジナルのボンネビルから余分なパーツを取り外し、ダートやデザートレーサーに仕立て上げるこのムーブメントは、メーカーの手による初のスクランブラーとなり、伝説的なボンネビルT-120TTもこれらのモデルに含まれる。そして2006年に、再びトライアンフのラインナップに加わり、2017年には現代風のスタイルが与えられたストリートスクランブラーに進化し、より親しみやすい快適なバイクとして、新たなジャンルを牽引する存在となった。
【2021 新型 STREET SCRAMBLER】
2021年モデルの新型ストリートスクランブラーは、排出ガス規制Euro5に対応するべくエンジンをアップデートするとともに、新たな3種のカラーリングをラインナップした。他にも新デザインのサイドパネルやヘッドライトブラケットを採用し、新しい素材のシートやヒールガード/スロットルボディフィニッシャーの仕上げも変更。さらにリアショックのスプリングやエンジンカバーのクラッチバッジ、ACGバッジのカラーやデザイン変更など、細部にもしっかり手が入れられている。
ストリートスクランブラーはブレンボ製の4POTフロントブレーキキャリパーや、120mmのホイールトラベルを確保したカートリッジ式フォークとプリロード調整可能な2本ショックなど高性能な足周りが与えられ、フロント19インチ/リア17インチのホイールに、あらゆるコンディションで確実なグリップを発揮するMetzeler Touranceタイヤを履くが、シート高は790mmと低く、高い足つき性を実現している。
さらに先進テクノロジーとして3種のライディングモード(レイン、ロード、オフロード)や、切替可能なABSとトラクションコントロールを標準装備し、シート下には便利なUSB充電ソケットも備わっている。
【2021 新型 STREET SCRAMBLER SANDSTORM LIMITED EDITION】
世界限定775台のサンドストーム・リミテッド・エディションは新型ストリートスクランブラーをベースに、エルミラージュからモハベ、バーストゥ、そしてバハ・カルフォルニアなどの荒野を走破してきた、トライアンフのスクランブラーの血統を祝して作り上げた特別仕様。ペイントスキームはマットストームグレーとアイアンストーンのアクセントを取り入れた独自のスリーカラースタイル。燃料タンクにはゴム製ニーパッドが備わり、マットストームグレーのアップフェンダーも装備する。他にもヘッドライトグリルやアルミニウムサンプガード、コンパクトなLEDテールライト等のアクセサリーパーツを標準装備。さらに固有のVIN番号(シリアルナンバー)を記載した証明書も発行される。