トライアンフが完全刷新した大型アドベンチャーモデル「TIGER 1200(タイガー1200)」を発表!
- 掲載日/2021年12月08日
- 取材協力・写真/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン 文/伊藤 康司
シャフトドライブの大排気量アドベンチャークラスで 最強パワー&最軽量を誇るNewタイガー1200
2021年12月7日(火)、トライアンフモーターサイクルズは、大型アドベンチャーモデルの新型タイガー1200シリーズを発表。発売は全国のトライアンフ正規販売店にて2022年春を予定し、メーカー希望小売価格は236万4000円~となっている。
YouTubeのOfficial Triumph Motorcyclesチャンネルでは、新型タイガー1200のプロトタイプが9月1日の走行動画を皮切りに、まるでエンデューロマシンの様なダイナミックな走りを何度も披露してきた。その完成された走りと作りが、ついにベールを脱いだ。
新型タイガー1200の構成は、GTシリーズとRALLYシリーズの2本立てで、それぞれにPROとEXPLORERをラインナップ(本国ではベースグレードのGTが存在するが、日本未導入のため本稿では割愛)。GTシリーズはオンロード志向のアドベンチャーで、フロント19インチ/リア18インチのキャストホイールにメッツラーTouranceを履く(フロントフォークトラベル200mm)。対するRALLYシリーズはオフロード性能が際立つ全地形対応アドベンチャーで、フロント21インチ/リア18インチのチューブレス・スポークホイールにメッツラーKaroo Streetを履く(フロントフォークトラベル220mm)。そして、それぞれのPROは20L燃料タンク、EXPLORERは30L燃料タンクを装備する。またプロテクションにおいて、ハンドガードは全モデルが装備。GTファミリーはアルミ製のスキッドガードを装着し、RALLY PROはアルミ製のサンプガード、RALLY EXPLORERが樹脂製アッパー付きアルミ製のサンプガード。そしてGT EXPLORER/RALLY PRO/RALLY EXPLORERはエンジンプロテクションバーを装備し、RALLY EXPLORERには燃料タンクのプロテクションバーも加わる。またGT EXPLORER/RALLY EXPLORERはライダー・パッセンジャーの電熱シートを装備している。
新型タイガー1200のエンジンは、昨年登場して好評を得たタイガー900も採用するトライアンフ独自の「Tプレーン・トリプル・クランク」の水冷並列3気筒。低回転域では2気筒の様な力強いトルクで扱いやすさを発揮し、高回転域では3気筒ならではのレスポンスとパワーを堪能できる。従来モデルのタイガー1200より9馬力アップの150馬力のピークパワーを誇り、同クラスのシャフトドライブ車での中でもっともパワフル。
新開発のチューブラースチールフレームを主とするシャシーや、アルミ製燃料タンクなど各部の軽量化も相まって、従来モデルより25kg以上も軽量に仕上げられている。スリムな車体は足着き性も良好で、シートは2段階の高さを選べるアジャスタブルタイプだ(GTシリーズ 850-870mm。RALLYシリーズ875-895mm)。そして全モデルがSHOWAのセミアクティブサスペンションを装備する。
電子デバイス群の充実化も目を見張る。IMUにサポートされるコーナリングABSやコーナリングトラクションコントロール、アップ/ダウン対応のシフトアシスト、便利はヒルホールド機能やクルーズコントロールも全モデルが標準装備する。そしてライディングモードはGTシリーズがロード、レイン、スポーツ、オフロード、ライダーの5種が利用でき、RALLYシリーズはそれに加えてABSとトラクションコントロールをオフにした専用マップの“オフロードプロ”も選択できる。またGT EXPLORER/RALLY EXPLORERには、Continentalと提携して開発したブラインド・スポット・レーダーを装備し、高い安全性を確保している。
また定期点検までの距離が1万6000kmとロングスパンなのに加え、このタイガー1200では走行距離無制限の保証期間が初めて3年となった。
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