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第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 トライアンフブースレポート 「デイトナ660」ショートインプレッションあり!

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英国を代表する名門ブランド「トライアンフ」
魅力あふれるモデルを盛りだくさん用意!!

今年に入ってから、スピード400、スクランブラー400X、デイトナ660、ロケット3とニューモデルラッシュの勢いが止まらないトライアンフ。毎年恒例の第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会(2024年4月10日、11日大磯ロングビーチ特設会場にて開催)においても、数多くのモデルが並べられた。

普通自動二輪免許で乗ることができる2台の400モデルはすでに街で多く見かけることからも、日本のマーケットに浸透していることが伝わってくる。今回は第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会の中からトライアンフブースを紹介するとともに、デイトナ660のショートインプレッションをお伝えする。

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モダンクラシックシリーズのスクランブラーファミリーでのフラッグシップ、スクランブラー1200も試乗できる状態で用意されていた。ヴィンテージ感溢れるスタイリングながら強烈な走りを楽しめるモデルだ。

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世界最大排気量の量産市販バイクであるロケット3がブラッシュアップされ、ロケット3ストームとして登場。最高出力、最大トルク共に引き上げられた他、新型アルミホイールも採用されている。究極と言える一台。

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普通自動二輪免許でも乗れてしまうスピード400とスクランブラー400Xは、トライアンフらしいプレミアムモデルに仕上がっている上、ワンランク上の走りも楽しめる。エントリーモデルと侮れない出来栄えだ。

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アドベンチャーモデル界の一つの指標として君臨してきたタイガーシリーズ。タイガー900GTプロはその中核的存在と言える。全域でパワフルかつ扱いやすいトリプルエンジンと軽量な車体構成でどんな道でも突き進む。

トライアンフ デイトナ660 プチインプレッション

抜群のバランス感。何にでも使え
長く付き合えるスーパースポーツだ!

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その昔、デイトナ675というモデルがあった。AMAや英国のスーパースポーツ選手権での活躍の話は日本にも届いており、当時サーキット遊びを始めた頃の私は実車に乗ってみてその扱いやすさ、軽量さに驚き、手に入れたいと本気で悩んだことを今でもよく覚えている。しかし、しばらくしてラインナップから外れてしまい、買っておけば良かったかな。と最近考えていた時に、耳に入ってきたのが新型デイトナ660が登場するというニュースである。だから今回のJAIA試乗会でもトライアンフブースで真っ先に選んだのはデイトナ660だった。

デイトナ660に跨り車体を引き起こすと、まずその“軽さ”に驚かされた。車重は202キロで、こ れはライバルたちと同等の数値ではあるが数値以上に軽く感じられる。エンジンを始動し走り出す。デイトナ660に搭載されるトリプルエンジンはトライデントやタイガースポーツと同系統のものだ。このエンジンのフィーリングがかなり良い。低回転域での扱いやすいトルク感もさることながら7000回転以上回した時の、つき抜けるような伸びが気持ち良いのだ。

ハンドリングも秀逸で狙ったラインをしっかりとトレースすることができる。JAIA試乗会が毎年同会場で開催されることもあり、バイパスとワインディング、市街地を繋ぐテストコースもおおよそ定着しているのだが、今回試乗した6台の中で個人的に最も体に馴染んだのはこのデイトナ660だった。スーパースポーツ選手権のホモロゲモデルほど強烈さは無く、かといってスポーツルックスモデルほどやわな感触でもない。優しくて速いのだ。復活したデイトナ、またも欲しくなってしまった!

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デイトナ660は現行トライアンフラインアップで唯一のフルカウルスポーツモデルとなる。ライバルも多いが、110万円(税込み)を下回る車両価格で抑えてきたのも戦略的だ。ミドルクラスのフルカウルモデルを探している方は選択肢に入れることをお薦めする。

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ストリートトリプル765系のエンジンを使用してくると思いきや(以前のデイトナではそうだった)、トライデント660、タイガースポーツ660系統のエンジンを採用している。フレームは専用設計となる。

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φ41mmショーワ製倒立フォークに120/70ZR17サイズのタイヤをセット。全体的に感触、性能は十分だが、サーキットランを楽しむライダーやドレスアップ系を求める方はカスタムの余地が残されていると思る。

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ステップバーはスポーツモデルらしい後方高い位置にセットされている。試乗車にはオプション設定となっているクイックシフターが装備されており、その感触も良好だったが、クラッチレバー操作も軽いことを追記しておく。

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トライアンフスポーツモデルのアイデンティティである二眼ヘッドライトを備えたフロントカウル。プレス写真で見るよりも実物はシャープかつコンパクトに思えた。防風性能も高く、高速移動も楽である。

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810mmというシート高は、この手のスポーツモデルとしては一般的な数値である。足つきが心配であっても、重量バランスが良く車体が軽いので、多くのライダーが乗りこなせるだろう。フルカウルスポーツモデルにしてはパッセンジャーシートの座面も広めだ。

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モノショックサスペンションをリンクを介して両持ちスイングアームにセット、タイヤサイズは180/55ZR17という仕様は、この手のモデルでは定石的なものであるが、それにしてもリアのトラクション具合が伝わってきやすく、安心してスポーツランを楽しめる。

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メーターディスプレイはタイガースポーツ660と同形状ではあるが、エンジン回転数の目盛など異なる点も多少ある。スピードメーターやシフトインジケーターなどの視認性も良い。

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